より高い意識へのシフトの9の重要な構成要素

9 Key Components Of The Shift Towards Higher Consciousness

2月12日【Truth Theory】http://truththeory.com/2015/02/12/9-key-components-of-the-shift-towards-higher-consciousness/
 より翻訳


(画像:the spirit for higher conciousness



人類は無数の政治的・経済的・社会的・環境的な面で危機に直面し、変化と新しい方向性を切望しています。

かわりばえのない日常生活のために人間が作り出した大災害の数は倍増し、人生のあらゆる面でのストレスが積み重なる中、人は自滅への道を意識半分で走るように運命づけられています。

無知は恐怖に満ちたマスターとなり、私たちを戦争や汚染、廃棄や搾取へと追いたてており、それを覆す必要があります。

世界的な問題の源にある社会的問題や固定化したパターンは、個人レベルで解決するにはあまりにも甚大です。しかし逆説的に考えると、個人による自己改革こそが、私たちが自身のために作り出している大惨事を回避することのできる、ごく少ないチャンスをもたらしてくれるということです。

人類の意識は、私たちの集合体としての運命に対して非常に重要な役割があります。ここで人類の意識に劇的なシフトが起こっており、そのために意識的で、かつそのような混沌とした環境で取り組むための装備がより整った人の数の急激な上昇をもたらしています。

シフト(移行)。それは身体、意識、そして魂にとってとても望ましい変化を生み出す、自分の精神を抜本的に整理しなおすことを意味します。精神や心の内面世界や、相互依存性的な性質である全てのものがかなりの勢いで膨張することが、その現れです。

シフトとは、人の人生や目的が、真実や平和、強さと柔軟性を基礎に再建されることであり、多くの時間と労力が必要で、苦痛ともなりうる自分の内面を見つめる内省や自己実現のプロセスによって実現されます。

シフトの最終的な結果は、新しい人生に対して世界を中心にした考え方、そして精神的・肉体的な健康の再生、今のような興味深い時代を通り抜けるために必要な強さと勇気、そして恐れを知らない心を発見することです。

個人的な進化は、あらゆる人間にとって偉大な義務であると共に大きな喜びでもあり、神聖な意味を持つプロセスです。そして、それぞれのステージが重複したり、関連性のある成長の中で展開されることが多いものです。

次に、進化している人が一般的に経験しているシフトの9の鍵となる構成要素を順不同で例示しました。


1.現代的な意識

生産、消費、服従、そしてニヒリズムという大衆意識こそが、シフトの始まる場所です。

これは私たちにとって利害関係としては最悪なものを調べることも疑問視することもなく従順に従い、それを本物の人生だと受け入れるようにプログラムされた大衆としてのトランス状態です。




現代的意識とは、便宜性のために狂気を黙認することです。そして、現代的意識を突き抜けるということは、私たちの世界的な困難な問題のまさにその根本にぶつかっていくということです。

無感覚さや薬漬けのようにぼんやりした状態、また無意識といった意識のレベルは、私たちの潜在性に汚点をつけてしまう精神的な伝染病のようなものです。


2.心の動揺が起こる

炭鉱の中のカナリアのように警告がどこかから現れて、私たちの注意を引いたり自信を揺るがせるなどして、トンネルのように視界が狭くなっていた私たちを外に引っ張りだします。

独立系メディアや、あるいはドキュメンタリー映画からの小さな情報が集まることで、この世界の仕組みに対する私たちの理解が少しずつ侵食されていきますが、その時にシフトが始ります。

これにより、深くて重大な個人的危機が噴出する状態が整い、知識や真実を獰猛なまでに求めようとする原動力になります。





3. 知識と真実を求める内政的な探求

知識と情報は、個人的な変革の燃料です。

いったん目が覚めると、私たちは崩壊するこれまでの世界観の中で新しい考え方を探し求め、その一方で真実や正義に引き寄せられる自然な傾向があるため、新しい概念や固定観念に囚われない視点を考慮するよう迫られることになります。

内省することにより、これまで聞かれたことのなかった質問の答えが明らかになり、またそれに付随する「オルタナティブな(代わりの、代替的な)」情報や考え方により、従来の現代的な意識とは大きく矛盾する答えがもたらされます。

この探求がいったん始れば、世界はもう二度と前と同じに見えることはないでしょう。


4. 魂の暗い夜

心の動揺が現代的な意識とあまりにもひどく衝突し始めるため、現状維持の生活に固執しようと求める認知的不協和(人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態)があまりに強くなり、そのため深刻で個人的な精神的・肉体的な健康の危機が起こります。

これまでのところ、ほとんどの人間にとってはこの悲惨で触媒作用のある出来事の基盤は構築の途中です。そして同様に、精神と肉体と魂は結果として想像を絶するような落ち込みに耐えるしかない状況に置かれ、また自身による自己破壊の共犯という自己否定の重みの下では、自らの存在の意味がこっぱ微塵に砕けてしまいます。

これは究極的な試練なのです。通過するためには、この痛みに極限まで耐えて諦めないようにしなければいけません。多くの人にとって魂の暗い夜の時期は何年も続き、人生の中でも最も重大で恐ろしく、人生が変わる時期として際立つものになっています。

ここで困難さに負けるということは完全な壊滅を意味し、本格的な自己欺瞞、自我(エゴ)や偽物の権威に全面的に服従、中毒、向こう見ずで自分を生死に関わる危機、自殺、(麻薬の)オーバードースなどへの道を選択したことを意味します。


5. 本物の薬の発見

この危機を通り抜けるにあたり、肉体と魂が健康を取り戻し始めている間に私たちの苦しみを和らげ、穏やかにポジティブなエネルギーを再建することで役に立つものがあります。

ここでいう「薬」とは、医薬品ではありませんが治療効果があるもので、芸術的な試みや運動という形でもたらされることがあります。さらによいものとしては、たとえば秘伝的な肉体芸術である気孔やヨガ、カンフー、瞑想などを真剣に取り組む方法もあります。

その他には、ヒーラーやセラピスト、シャーマン、あるいはアヤワスカやイボガのような植物薬がその薬になる場合もあるでしょう。あなたが破壊寸前の状態から少しずつ遠ざけてくれ、そして癒される道へと向かわせてくれる活動や経験を探し求めることは、意識のシフトには絶対に欠かせない要素です。


6. 浄化とデトックス

知識を求める探求の途上では、
私たちは、人工的で座っていることが多く、毒性の高い性質のライフスタイルを送っていることに気がつき、デトックス(解毒)や浄化が必要なことに気がつきます。

フッ素や重金属、遺伝子組み換え製品、そして私たちの食べ物の中に含まれている毒物について学ぶことによって、それらが私たちの感情の状態、ストレスレベル、健康や意識的な気づきに関連しているということが明らかになります。

食べ物との新しい関係が展開し、そして肉体と健康の面倒をみることが少しずつ簡単になっていきます。

私たちの毒性のある環境の中にはまた、社会的な雰囲気も含まれます。そこでは私たちは、大手メディアには耳を貸さないことを余儀なくされ、会話や論理は、多くの人が重要だと思うどうでもいい話を私たちの中から洗い流してくれます。

主流派メディアの利用は減り、扇情的な調和の海の中で私たちの知性は独立のしっかりとした基盤を取り戻します。


7.権威や依存、そして自由について改めて考える


デトックスによってふるいバージョンの自分が流し出されることにより、精神に活力が戻り、これまでの世界とは似ても似つかないように見える世界の中での新しい自分像が現れてきます。

私たちの社会的機関や伝統を統治している支配や操作の構造は、私たちの進歩を妨げている茶番劇のような構想概念であると正しく暴露され、

その一方で現代の政治や政府は依存症と詐欺というばかばかしい罠であり、それゆえポジティブな成長に役に立つものではないと理解されています。

こういった体制に自分の人生とアイデンティティを捧げている人たちは、死に物狂いで目的に飢えており、熱狂的でとんでもないくらい疑いを持たなさすぎで、その上人生に対してあまりにも深刻すぎるように思われます。

規則などに同調しないこと、そして不服従であることが道徳的責任となり、人生の初期設定とされている恐怖に基づいた意識の中で生きることからの解放も自由という概念に含まれるよう、概念が見直されます。

普通の人が、どうやってあの馬鹿げた上下関係の序列の中に自分を押し込み、仕事上の立場のためにつまらない口論をし、バッジと安い制服を着た「権威のある人」には誰にでも従うなんてどうやったらできるのか、理解できなくなります。

そして自由とは、法律や規則などよりも、自由意志による服従ともっと関連があり、解放とは、人生を複雑にするシステムへの依存状態を弱めるための絶え間のない取り組みであるという理解が明確になります。


8.役立たないものを断捨離する

変革のプロセスで前進するためには、もはや私たちの役に立ったりサポートしたりしないものや人、人間関係、癖や考えを捨てる作業は絶対に欠かせません。

人間は周りにある対象物や人とエネルギー的に交わっていますが、停滞しているエネルギーやネガティブなものの発生源を除去して浄化することにより、人生に参加して流れに乗るために必要な新しい経験やヒラメキのための空間を作り出すことができます。

変革の中でも、これは最新の構成要素の一つです。



9. 神秘の世界への入門

私たちの文明は、物質的な科学や主流派は、神秘的なものや超常現象を考慮する対象から排除しています。そのため説明の出来ないものの世界へ入り込むことは、シフトのごく一般的な特徴の一つになっています。

どういった理由かわかりませんが、このような方法で変化している人には奇妙で興味をそそる出来事が起こるもので、これにより大衆の総意としての物質的なリアリティを裏付けする必然性が少しずつ崩れ去っていきます。

シンクロニシティが起こり始め、物事が鮮明に明らかになる瞬間がありふれた毎日に大きな意味を与えるようになります。

気やプラーナのような繊細な生命力のエネルギーの自覚は成長し、また古代の思考様式と集中によって、不思議と貴重な体験がもたらされます。

厳格で科学的なものの考え方のベールにいったん穴が開けば、直感(洞察)と好奇心が花開いたようになり、人はあらゆるものの中と、あらゆる状況の中での潜在性を査定し直し、不可思議なことを選択して確実性などを捨て去ります。

人生が聖なるものになります。そうなるべき姿に。



結論

シフトとは、まさに全体的な個人の革命にほかならず、個人と集合体の目的に叶うような精神と魂の再統合の前兆であり、

私たちが自分が何者であるかを思い出し、現代世界の自己破壊的なプログラミング(洗脳)である重大な惰性を克服することです。


多くの人を病ませている現代的なトランス状態の深みから特別な意識と覚醒状態に到達することは、自然な力と個人の意志の両方のために避けられないものであり、そしてこの信じられないほど素晴らしい時代の、素晴らしい世界の中で個性化、自由、そして幸福感へとのユニークな探求の旅の一部です。

このリストに加えたい基準があれば、何でも結構ですので下のコメント欄にご記入下さい。


著者について

ディラン・チャールズ(Dylan Charles ):少林寺拳法や太極拳、気孔の生徒であり師匠で、ヨガや道教の奥義の実践者であり、さらに、将来の世代のためにもっと地球に優しく公平な社会を実現させようと情熱的に取り組んでいる理想主義者の活動家です。

WakingTimes.comの編集者で、かつOffgridOutpost.comの所有者でもあり、父親でいることを楽しみ、啓蒙的な情報や活動による影響力で他人を教示を試みています。

彼の卓越した自己変革の遍歴は、意志の力と人間の魂の粘り強さを証明するものです。彼にはこちらのEメールからも連絡を取ることができます。

wakingtimes@gmail.com




【出典】

Waking Times






(翻訳終了)