Facebookって、使い方によっては便利なんですけどね~。


最近、Facebookに関する気持ちの悪いニュースを続けて見たのでまとめてシェアさせていただきます。




まず、Facebookが勝手にフィードに表示される情報を操作していたというニュースから。



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6月30日【gigazine】

「Facebookがユーザーに無断で情動感染の心理学実験を敢行し公式に謝罪」

http://gigazine.net/news/20140630-facebook-apologize-research/ より一部引用


「Facebookが2014年6月2日にアメリカ科学アカデミー「PNAS」で、ユーザーのニュースフィードを操作して情動感染の心理学実験を行なった論文を掲載しましたが、実験をユーザーに告知することなく実施していたため、「倫理的に問題があるのではないか」という声が上がっていました。Facebookは心理学実験に関して公式に謝罪を表明し、実験敢行の理由について説明しています。 」

詳しくはリンク先で。



「これは実験で、あなたもこの実験に参加しています」




要は、Facebookが勝手に心配を焼いて、「こんなネガティブなニュースばかりだと、見る人の気持ちを暗くするに違いないから、もっとポジティブなニュースを優先して表示するようにしてみよう」という実験を勝手に行ったと発表しているということです。

また、この記事によると実験の対象になったのは
68万9003人とされていますが、こんなニュースも。



7月7日【FORBS】
「全Facebookユーザーは、過去のどこかの時点では一度は実験の対象となっていたと、Facebookのデータ担当の科学者が発言 (Ex-Facebook Data Scientist: Every Facebook User Is Part Of An Experiment At Some Point)」


http://www.forbes.com/sites/kashmirhill/2014/07/07/ex-facebook-data-scientist-every-facebook-user-is-part-of-an-experiment-at-some-point/



・・・私がフォローしているページには、もちろんいわゆる「反社会的」で「ネガティブ」なニュースが多かったりするのですが、よくそんなページが、「Facebookが私たちのページを表示しないようにしているというメッセージがよく寄せられています。その問題を改善するため、たまにページに遊びにきたり、いいね!をしたり、一言でいいので、コメントを残してください」といったような内容の投稿をしています。


なので、このニュースも、そういった情報操作を正当化(?)するためだけの言い訳にしか思えませんが。どっちにしろ、利用者の意志を無視し、人の頭の中を勝手にいじくりまわされるなんて、たまったもんじゃないですね。


GMOにしろ情報操作にしろ、かってに私たちを人体実験に巻き込まないで欲しいものです。





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そしてこれも、気持ちの悪いニュースです。



【IT MEDIAニュース】

「Facebook、ターゲティング広告でユーザーの外部サイトでの履歴も参照へ」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1406/13/news047.html



簡単にいうと、Facebookの利用者が、PCやモバイル端末などでFacebookの外側でまったく関係のないことをしている時も、Facebookが「よりよい広告の表示を実現するために」勝手に検索履歴などを収集することになった、という話です。


・・・なんていうか、彼女が彼氏の友好関係を「心配」して、勝手に彼氏の携帯電話を覗いているようなものでしょうか。言い訳は、「二人の関係を確かなものにしたかった」とかいって。



また、この記事は一番、具体的にどのようにしてこのFacebookによる情報収集を停止(オプトアウト)させるかの手順が日本語で分かりやすく説明がありました。

ご興味のある方は、ぜひリンク先でご覧ください。



(ちなみに、デジタルなものにうとい私は、こんなわかりやすい説明があっても、操作の仕方がよくわかりませんでした・・・。「google検索」アプリって、何なんでしょう?)






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「なんだそんな情報くらい、別にいいよ」と思われる方もいるかもしれませんが、このような個人情報・プライバシーはあくまでも、慎重に取り扱われるべきです。





(写真)
「ストラスブールで開催されたEU議会にて。

アメリカによる監視プログラム、およびそれがEU市民の人権に与える影響に関する投票の際に、一部のEU議員らがエドワード・スノーデンの顔が印刷された紙製マスクをつけて意思表示を行った」





・・・まあ、Facebookが情報収集をしなくても、googleなり、iphone、アンドロイド携帯などが必死で個人情報を集めてくれていて、巷でささやかれているチップの埋め込みなんて、実は必要ないんじゃないかというくらいですけどね。







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そして極め付けに気持ちの悪いニュースがこちら。


「Facebookとモンサントの甘い関係  両社の筆頭株主はほぼみんな同じ」


3月22日 Jon Rappoport著    http://jonrappoport.wordpress.com/2014/03/22/facebook-and-monsanto-top-shareholders-are-identical/ より翻訳


Facebookとモンサント社の上位12位の株主はほぼ、まったく同じである。

さらにいえば、上位5位の株主のうち、3つが同じとなっている。

モンサント社の筆頭株主は、現在のところ、バンガード・グループ(The Vanguard Group)で、Facebookの株主として同社は2位だ。

フィデリティ・インベストメンツ(FMR LLC)はFacebookの筆頭株主で、モンサント社の株主としては2位となっている。

ステート・ストリート社(The State Street Corporation)は、Facebookとモンサント、両者の株主として3位である。

ブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー(BlackRock Institutional Trust Company)は、モンサントで5位、Facebookで4位だ。

その他、両社に共通している12位までの株主には、ジェニソン・アソシエイト(Jennison Associates)、Sands Capital Management、Vanguard Total Stock Market Index Fundがある。

(【注】investors.morningstar.comなどの公開されている情報源から、Facebookとモンサントという株式公開企業の主要株主を確認することが可能です)


たしかに、これは投資資金についての話で、投資企業は自らの所有する莫大な資金を拡げようとしているとだけだ。このような企業は、とてつもない数の上場企業の株式を所有している、承知の上だ。


しかしこのようにモンサント社とFacebook社(の株主を)比較することで、食品産業の上層部が富とつながっていることが明確になるだろう。


株主の投資企業は、もし望むのであれば、株式を発行している企業に対して、株主代理権による投票を行うことで企業の方針を変えることができる。


もちろん、ある企業が政治的な問題に対して議論を巻き起こすような立場を取ったり、あるいは経済の現状を基礎から揺るがすような新製品を発表した場合などは、投資資金が罰則を与えることもありうる。

突然、何百万もの株を売却したり、まるで有毒物質を避けるようにある企業を避けたりすることで、その企業に深刻でネガティブな影響を与えることになりかねない。

これらの企業がいつも通りのビジネススタイルでいっているかぎりは、何も気がつくことはないだろう。システムはいつもと変わらない様子で鼻歌を歌っている。つまり、そこが大事なところだ。ボートを揺らさないこと。


明らかにされたマトリックス

Facebookは消費者が自らをスパイするようなシステムによって運営されている。そしてモンサントは、同社の有毒な遺伝子組み換え作物/農薬によって食糧供給を占有しようとしている。

でも問題はない。


旧態依然としているだけだ。そして、トップの投資企業の一部は、これからも両社の株を何百万も保有し続けるであろう。

なぜなら、この二つの企業は、同じ総合的システムの一部であるからである。

それが、「普通の」ことなんだ。

あなたの会社が、この惑星に革命的な影響を与える、新しくて安価なエネルギー技術を起動しようとしている会社だって?

あるいは、ガンに本当に効果のある、植物由来の自然な特効薬で、壊滅的な副作用のないものを販売しようとしている会社?

そんな企業が、投資企業から、不可欠な支援を受けようとしているって?

それはまったく次元の異なる話だ。それは、絶対に普通なんかじゃない。気をつけろ。

そんな会社には、魚雷がまっすぐに向かっているから。



Jon Rappoport (「THE MATRIX REVEALED」と「EXIT FROM THE MATRIX」の著者)




(翻訳終了)




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