「私達は恐怖に泣き言をあげる奴隷の国家になりつつある。
戦争に対する恐怖。
貧困に対する恐怖。
ランダムなテロリズムに対する恐怖。
暴落し続ける経済状況による人員削減や解雇に対する恐怖。
不良債権で強制立ち退きさせられることに対する恐怖。
テロリストの支持者になるという、
不透明な罪によって軍事キャンプに収容されることに対する恐怖。
Hunter S, Thompson
『Extreme Behavior Aspen』 2003年2月3日」
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何度も繰り返すようですが、統治者は恐怖心や憎悪感などをツールにして「分断統治」という方法で国を統治しています。
国民の各個人同士が闘い合って、統治者に対して団結して立ち上がらない方が統治者にとって都合がいいからです。
例えば、昔のユダヤ人の長老たちが記したとされている「シオンの議定書」の中にはこのように記されています。
「【第五の議定】★一時的に非ユダヤ人による世界同盟が、我々を負かす事があるかも知れない。
しかし彼らの間に深く根を張っている、抜き堅く強い軋轢によって我々は救われる。
我々は、二千年も前から非ユダヤ人の間に、個人的、国家的、民族的、宗教的な対立、憎悪をつのらせるよう作為してきた」
確かに現実に行われている政治を見ると、まったくそうですね。
そして、このような恐怖や怒りのもとになっているのは、人間の脳内の「爬虫類脳(トカゲ脳とも)」といわれるところです。サバイバルに必要な、脳の中でも原始的な部分です。
「爬虫類脳のまとめ」より
「私たちの脳には「爬虫類脳」と呼ばれる原始的な領域があります。
飢えや恐怖、怒りや劣情のもとになっている部分です。
この脳の部位は、「食いっぱぐれないこと」と「安全でいられること」をひたすら求めます。
必死なら死に物狂いで戦うことを自分に命じますが、可能なら逃げる方を選択します。
その一方で、すぐに怒り出したりもします。
爬虫類脳にとっては、
仲間の中で自分がどんな地位にあるのか生き残れるのかどうかのカギを握りますから、他人からどう思われているかをとても気にします。」
この爬虫類脳、知るほどにすごく興味深い器官です。
まるで頭の中にレプテリアン(爬虫類人間)がいるようなものです。
たしかに、生物としての個体を保存するためには必要不可欠な機能だと思うんですが、恐怖心や憎悪感ばかりになってしまうと。。。
「頭の中が恐怖心ばかりだと
夢を見るスペースなんてなくなってしまう」
単なるサバイバル以上に複雑な状況においての、賢明な判断も難しくなりますね。
また、人生の目的がサバイバルだけというのも、ちょっとつまらない感じもします。
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また、「松果体はスターゲート」によれば、松果体が弱くなると、
「混乱しやすくなる、受動的になる、悲観的になる、
嫉妬の念、視野が狭まる」と古典インド哲学で指摘されている、ということです。
逆に、松果体を健康に保つと幸福感をもたらすセラトニンが生成されますので、これも恐怖心克服によさそうです。
あるいは、「恐怖の特効薬は『愛』」という記事を以前に書きましたが、
自分の意識の中心が、自己ではなく他者にあること(愛すること)で、相対的に自己保存の欲求が抑えられて、恐怖心などの自我的な感情が抑えられますね。
「女は弱し、されど母は強し」と言いますが、自分よりも守りたい存在があると、人間って強くなれます。
「勇気とは、恐怖心がないことではない。
むしろ、その恐怖心よりも大事だと思える何かがある、
と判断する心である」
むしろ、その恐怖心よりも大事だと思える何かがある、
と判断する心である」
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映画「アフター・アース」より
「恐怖心は現実には存在していないことを、理解しなければならない。
それはあなたの思想が創り出した産物なのだ。
(写真:reddit より)
勘違いしないでほしい。
危険はとてもリアルなものだが、恐怖心は選択によるものなのだよ」
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恐怖心や憎悪心などトカゲ人間にお返しして、素敵な2014年を迎えましょう!