新型インフルエンザに対するワクチンや抗ウィルス剤が危険、という記事ばかりを繰り返し掲載していますが、今回はその予防対策についてです。
BBCとNatural NewsにビタミンDに関する記事がありましたので、コメントの後に翻訳・転載しておきます
ビタミンDというと、以前は「日光浴で体内で生成され」、「カルシウムを体内に摂りこむために必要なビタミン」ということしか知られていませんでしたが、正式に実証こそされてはいないものの、免疫システムを強化する可能性が非常に高い、ということだそうです。
しかも、お金を出さずとも、日光に当たるだけで十分なので、誰にでも気軽に実行できるのが素晴らしいですね。
夏よりも日射量の少ない冬に風邪などの感染症が流行りやすいのは、気温のせいだけだと思っていたのですが、日射量の違いも大きな影響を与えているのかもしれません。
「子供は風の子、元気の子」というのは、つまり、外で遊べばビタミンDが生成されて健康になる、という昔ながらの知恵だったのでしょうか。
私自身、年間日射量、特に冬の日射量の異常に少ないイギリスに来てから、冬の間はよく風邪をひくようになりました。
しかし、今年の秋からビタミンD (ビタミンD3 5,000IU/一日) を摂取し始めたところ、例年と異なり、ほとんど風邪らしい風邪をひいていません。
BBCの記事の中の教授と同じで、エキナシアのサプリメントは数年前から摂っていますが、これよりはビタミンDの方が私には効果があったように感じます。
旦那は以前にインフルエンザに罹った際、何週間も具合が悪かったのが、ビタミンDサプリメントを飲んだら、実感できるくらい回復が早くなったと言っています。
さらに自身の経験からですが、以前サーフィンをしていた時や、アウトドアで過ごす機会が多かった時、インドにいた時などは夏風邪も一切ひきませんでした。
日本の日射量は冬の間でもイギリスよりはずっと多いのですが、事務職や主婦の方など、アウトドアで過ごす時間が短い場合、冬季の日射量の少ない日本海側にお住いの場合などはビタミンDが十分に摂れていないかもしれません。その場合、ビタミンDの摂取によって免疫システムが強化される可能性があります。
ちなみに、肌の色が黒めの人種(アフリカ系、南アジア系など)は、同じ量の日光を浴びても生成されるビタミンDの量は少なく、肌の色が白めの人種(ヨーロッパ人など)はビタミンD生成量が多いそうです。
あと、日焼け止めを塗っていると、日光を浴びてもビタミンDは生成されないそうです。
また、ビタミンDは脂溶性なので、必要以上に摂取した場合も体に悪影響があります。ご注意ください。
ビタミンDが風邪の予防に有効―「証拠はない」
ビタミンDサプリメントの摂取によって風邪が予防できる、というには十分な証拠がないと研究者らはいう。
ニュージーランドの研究チームが、ゴールド・スタンダードともいえる最も信頼できる実験基準、つまりランダム化プラセボ (プラシーボ) 比較試験を行い、ビタミンDの効果を検証した。
18か月間、毎日ビタミンDを摂取した161名のグループがひいた風邪の数は、偽薬を摂取した161名のものと同程度であった。
研究結果は「Journal of the American Medical Association (JAMM、米国医師会雑誌) 」上で報告されている。
しかし、有力なイギリスの専門家は、ビタミンDは有益であるという。
カーディフ大学内の風邪研究所 (Common Cold Centre) のロナルド・エクルズ教授は、ビタミンDの蓄積量が低くなりやすい冬の間は、ビタミンDの摂取によって免疫システムを強化することができるかもしれない、という。
ロナルド教授自身、毎年、予防措置としてビタミンDを補給しているそうだ。
「ビタミンDが免疫システムにとって不可欠なビタミンであることを示唆している情報は十分にあります。
ビタミンDが不足する冬の間は、サプリメントとして補給することで免疫システムをサポートすることができるかもしれません」
彼はまた、エキナシアのサプリメントも咳や風邪の予防に有効である可能性があるといいながらも、「各個人の免疫システムは異なっているため、サプリメントが誰にでも効くわけではありません。万人に効くものではないということです」というが、
不足していない場合は、サプリによる補給は意味がないともいう。
私達はビタミンDのほとんどを、肌に日光が当たることによって補給しているが、脂肪分の多い魚、たまご、朝食用シリアルなど一部の食品にも含まれている。
健康的でバランスのとれた食事をとり、夏の間に日光にあたることで必要なビタミンDの全てを補給することができるはずである。
この研究は、イギリスよりも年間日射量の多いニュージーランドで行われており、ビタミンDのサプリメントによってビタミンの血中濃度が高くなることが判明している。
しかし、ビタミンDは稀な型の風邪や重度の風邪には目立った影響はない。
ビタミンDを摂取したグループは平均で一人当たり3.7回の風邪をひいており、偽薬グループの同数値は3.8回であった。
これらの二つのグループを比較すると、風邪の症状のために欠勤した日数や、風邪の症状が出ていた期間に目立った差異はみうけられなかった。
成人は年間に2~4回、子供は最高で10回の風邪をひくといわれている。
「豚インフルエンザ・ワクチンよりもビタミンDの方が優れている20の理由」
理由1 ビタミンDは、あらゆるウィルス曝露に対抗して免疫システムを活発化させる。たった一種類だけのウィルスではない。
理由2 ビタミンDは、もともと身体に備わっている。
理由3 ビタミンDは、人類が誕生したときから、体内で薬として機能してきた。
理由4 ビタミンDは、すぐに入手でき、不足もしない。
理由5 ビタミンDで、脳腫瘍を起こし昏睡状態になることはない。
理由6 ビタミンDは、恐ろしい針で注入する必要がない。
理由7 ビタミンDは、イワシやサケなど多くの食べ物に自然に入っている。
理由8 ビタミンDは、完璧に安全なことが証明されている。ビタミンDの摂取で死亡した例はない。
理由9 ビタミンDは、価格的にも無理なく入手できる。日光からタダで手に入る。
理由10 ビタミンDは、病気になった動物から取り出したウィルスの断片を成分としていない(多くのワクチンは含んでいる)
理由11 ビタミンDは、チメロサール( thimerosal )などの化学保存料を成分としていない。
理由12 ビタミンDには、副作用の注意書きは必要ない。
理由13 ビタミンDを摂取するときに腕を痛めることはない。
理由14 ビタミンDは、糖代謝、骨密度を改善し、気分障害を防ぐ。
理由15 ビタミンDは、環境にとっても安全である。
理由16 ビタミンDは、スクアレンなど刺激的なアジュバント(増強剤)化学物質を成分としていない。
理由17 ビタミンDは、乳幼児や子供を含む万人に効果があり、万人に安全である。
理由18 ビタミンDは自然に生成される。実験室で製造されるわけではない。
理由19 ビタミンDは、母乳の中にも自然に存在する。
理由20 ガムをかみながら日光浴をして歩けば、同時にビタミンDも生成される。