EU崩壊も目前なのかと思わざるを得ないようなニュースを毎日のように目にするので、印象に残ったものをまとめてみました。


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いまだに全くと言っていいほどマスメディアには報道されていないようですが、アイスランドでは政治的・経済的革命が進行中のようです。

アイスランド
の革命では、

・一部の国会議員らや200人以上の三大銀行の代表者が革命の一部として「犯罪者」として投獄されている

・国民議会が発足


・国民議会が自らの憲法を作成

・銀行を民営から国営に変換


などが行われており、国家レベルの平和的「革命」の様相をしています。また今後の大きな経済成長も予想されています。【Bloomberg.com


もちろん、こんなことが真似されると大変なためか、日本ばかりでなくイギリスでもアメリカでもほとんどまともに報道はされていないようです。

「アイスランドに見る 革命の起こし方(英語の動画)」


http://youtu.be/8-SiYQ8s_6I



【追記】よく考えるとアイスランド・スイスはEUには未加盟なので、このタイトルでまとめてよいものか微妙なところですが、EU周辺の動きのまとめ、ということで。


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「ギリシャから出ていけ!」 ギリシャ特別部隊が反マルケルのデモを行う

10月10日【RT】http://rt.com/news/anti-merkel-greece-army-113/



ドイツのマルケルがギリシャを訪問した当日、アテネ市内では軍服を身につけた奇襲部隊(コマンド)、海軍兵、パラシュート部隊などが

「マルケル、ギリシャから出ていけ!」

と唱えながら行進を行った。


同じ日に行われたデモで一般人がナチスの旗を燃やしている様子


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10月15日【BBC】http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-scotland-politics-19942638

イギリスでは、スコットランドがUKから独立するために、国民投票が行われる予定です。

【コメント】

独立することになれば、スコットランドは北海油田があるし、イギリスの軍隊の中でも特に怖いもの知らずの強者にはバイキングの血の濃いスコットランド出身の兵士が多いということでイギリスとしてはいろいろと手痛いダメージになるでしょうが、スコットランド人は独立できると気分はいいでしょうね。

スコットランドの独立は、世界統一的な流れ(グローバリズム)の中ではその流れに背く分派・独立の方向のものなので、イギリスとしては不都合かもしれませんが個人的には結構なことだと思います。現在、政権を持っている保守党のまったく前進のない政策から離れられるだけでも、うらやましい限りです。

また、そのイギリス本体でも、国民の意見としてはEU脱退を望む声が高いみたいです。

EU諸国からの移民が増加したことで、教育・医療などのインフラが圧迫され、イギリス人の失業率が高いのに働き者の東ヨーロッパの人たちが今や単純作業ばかりでなく様々な 職種についているのが目に着いたり、犯罪率の増加で犯人が外国人の場合にやたら目立つことなどが、イギリス人がEU脱退を望む理由ではないでしょうか。


現在、イギリスは保守党と自由民主党の二党が連立政権を確立しています。サブの自由民主党のニック・クレッグ氏は元はEU官僚のため、彼らが政権についている間はイギリスのEU脱退はおそらくはないかとも思われますが、それも現政権に対する支持率の低迷に影響してと思われます。



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ヨーロッパ崩壊に対する備えか?スイスが軍備の増強を行う


10月12日【RT】http://rt.com/news/switzerland-prepares-europe-unrest-263/

他のEU諸国が経済危機のあおりを受けて軍事費を削減している中、スイスは以前の水準を保っているようです。

そりゃ、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガルで大規模なデモが起こっていたら、それらの国から近くてEU未加盟の
お金持ち国家スイスは危ないかもしれません。


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