イギリスの警察 アサンジが保釈条件を破ったとして、逮捕へ動き出す
6月19日【RT】 http://www.rt.com/news/assange-subject-arrest-london-273/

ジュリアン・アサンジ

「私は大企業のプライベート情報(企業秘密)を皆さんに無料で提供しました。そして私は悪人だそうです」

マーク・ザッカーバーグ

「私は皆さんのプライベート情報(個人情報)を大企業に手渡し、お金の提供を受けています。そして、私はイヤー・オブ・ザ・マン(今年の有名人)です」

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6月19日【RT】http://www.rt.com/news/assange-political-asylum-equador-236/ (動画・写真付き)

「ウィキリークス (WikiLeaks) 」の創設者、ジュリアン・アサンジが政治亡命を申請し、現在ロンドン市内のエクアドル大使館内で保護されている。

 アサンジ氏は、自身が迫害を受けており、「諜報活動や反乱の罪に対し死刑を適用する外国(訳注 つまりアメリカ)」への送還に対し抵抗することのできない自らの母国 (オーストラリア) に帰国することが出来ないと、直接、エクアドルのラファエル・コレア (Rafael Correa) 大統領に対し手紙に記し送っている。

 ウィキリークスの大ファンであるエクアドルのラファエル・コレア大統領は現在のところ、アサンジ氏の要請について検討中であると伝えられている。

 先月、インタビューの中でコレア氏はアサンジ氏に対し、不道徳的な政府が聖人のようなジャーナリストやニュースの出口を迫害している、といった虚偽の既成概念を取り除くべき時であると言い、「迫害を受ける者のクラブ (club of the persecuted.) 」へ歓迎する、と語っている。

 エクアドルのリカルド・パティーニョ (Ricardo Patino) 外相は、アサンジがロンドン市内にあるこの南アメリカの国の大使館に避難し、政治亡命を申請していることを正式に発表した。

「エクアドル政府はこの申請について分析・検討しているところです」とパティーニョ外相はエクアドルの首都、キトで記者に対し話した。

 短い声明文の中でアサンジ氏は、申請を検討してくれていることに対し、「エクアドル政府および大使館に感謝しています」と述べた。

 イギリスの外務省は、できる限り迅速にこの状況に対処できるようエクアドル当局と連携していくことを発表した。

「アサンジ氏はエクアドル大使館内にいるため彼は外交的領域にあり、つまりイギリス警察の管轄の外側にある」と外務省が公言した内容をスカイ・ニュース (Sky News) が一部報道している。

 在ロンドンの同国大使館もまた、その情報を確認し、そのウェブサイト上に次のような声明文を発表した。

「外務省がアサンジ氏の申請について検討している間、彼は当大使館内に滞在し、エクアドル政府の保護の下にあることになります。

  アサンジ氏の政治亡命申請を考慮するという決定について、エクアドル政府がイギリスやスウェーデン両国の司法手続きの妨害を行っていると解釈することは一切認められません」


 エクアドルはすでに一度、アサンジに居住権を申し出ている。2010年11月、キント・ルーカス (Kintto Lucas) 外務副大臣は、「アサンジ氏に対し、エクアドル国内の居住権を与える準備ができている」は述べている。また、ルーカス氏は、ウィキリークスが暴露した、アメリカ外交当局が行っている友好的な政府に対するスパイ活動に関連する情報に対し、エクアドル政府は「非常に懸念している」とも話した。

 内部告発を行うウェブサイト、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジは、スウェーデンが性的暴力を行ったいう申立てに対し国際逮捕状を発行した2010年以降、イギリス国内で自宅監禁されている。

 スウェーデン当局は、「違法的な強制行為および性的違法行為」の申立てについてアサンジ氏に対し尋問を行うことを希望している。彼はいかなる犯罪行為についても告訴はされていないが、二名の女性がアサンジによって「性的いたずら」を受けたと主張し名乗り出ている。アサンジは両者との関係は同意に基づいたもので、この事件は政治的な動機によるものであることを主張している。
 
エクアドルへの亡命―当然の選択?

 エクアドルから外国への身柄の引き渡しの可能性はスウェーデンやイギリスからよりもずっと低いため、ジュリアン・アサンジ氏にとって潜伏場所の選択として同国はふさわしいものであると、ウィキリークスの支援者、クラーク・ステックレー (Clark Stoeckley) 氏は、考えている。

  ステックレー氏がRTのインタビューに次のように答えている。

「ジュリアン氏がジャーナリズムとして行ってきている仕事を正しくやり続けることができますので、これはとてもよい選択肢です。

 実際のところ、私たちは彼がスウェーデンに行くこと自体はそれほどは心配はしていません。取るに足らない小さな問題ですから。私達が最も心配しているのは、彼がアメリカ合衆国に身柄を引き渡されることです。この事件は米国司法省によって画策されたものであり、誰も中に立ち入ることができませんので、マスメディアのほとんどがそのことについてあまり情報を持っていません」


 しかし、調査ジャーナリストのポール・ラッシュマー (Paul Lashmar) 氏は、アサンジ氏が無事にエクアドルの安全圏までたどり着けないかもしれないと考えている。

「どちらにしろ、エクアドルは米国との間に犯罪者の身柄引き渡しに関する協定を締結していますので、本当に彼が何をしたいのかは私にはよくわかりません。彼に与えられている選択肢の中ではこれが最善の策なのではないでしょうか」

 ラッシュマー氏は、アサンジがヒースロー空港に向かって大使館を出発した直後にスウェーデンに移送されるものと考えている。「単に、切羽つまった人間の切羽つまった行動にしかみえません」


 エクアドルは、アサンジの亡命申請を検討する一方で、国連人権宣言を順守しようといとしているため、同国に安全な避難場所を求めるのは賢い選択であると、RootsAction.orgの活動家、デイビッド・スワンソン (David Swanson) 氏は語る。

「エクアドルとは、西側諸国の領域内にありながら、アメリカの軍事基地を締め出した挙句に、エクアドル軍がフロリダのマイアミに基地を建設することができるようになった時には、米軍がエクアドルに軍事基地を戻してもよい、と言った国です。

 このような立場を取っている国こそが、現在間違いなくアメリカから受けているだろう圧力に対し立ち向かえる国でしょう」
とスワンソン氏が話してくれた。


 ジャーナリストのアフシン・ラッタンシ (Afshin Rattansi) 氏はRTに対し、エクアドルは非常に今回の亡命にふさわしい国であり、アサンジ氏が同国に政治亡命を希望する対象としては、アメリカの外交政策を支援している他のいかなる国よりも確実に安全であるとしながらも、「もしエクアドル政府が亡命の申請を受け入れたとしても、ジュリアン・アサンジはロンドンから出発する方法を考えると、依然として複雑な問題であると言えるでしょう」

 インターネットの自由を援護している活動家、バラット・ブロウ (Barrett Brow) 氏はRTに対し、最終的にはエクアドル政府がアサンジ氏の亡命を受け入れる価値があるかどうかを判断しなければならないと言った。

「アサンジがこのような形で亡命を求めるのは正当なものであるが、その理由はこれまでに発生している国際的な逃げ道(少なくとも私達が知っている限りでは)が大きく関係しているように思われます。つまり、何とかして彼が守られるようにですね」
 

 詐欺行為が普遍的な時代 真実を語ることが革命的な行動となる

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