3月18日 【Activist Post】 http://www.activistpost.com/2012/03/new-obama-executive-order-seizes-us.html

【日本語訳】

大統領命令 非常事態に備え、米国内インフラと国民を拿捕

3月16日、バラク・オバマが愕然とする内容の大統領命令に署名を行った。その命令とは、オバマ大統領と大統領によって指名された長官らがアメリカ国内のすべてのリソース(資源)を占領する権限を持つことになったというものであり、その占領の対象にはなんと食料や水も含まれているのだ。

 また、その大統領命令の中で大統領と長官は、アメリカ国内のすべての交通機関やエネルギー、そしてインフラ(社会基盤)を差押える権限を持つことになるばかりではなく、アメリカ国民を強制的に軍隊に徴兵する権限も認められることになるとされている。その上、漠然とではあるが、同命令の中で、国防目的に「必要とされる労働力」を確保するためにアメリカ国民を役立てることについても言及している。

 その上、この大統領命令の中で主張されている権限は、国家の非常事態や戦争時ばかりでなく、平時にも適用されることになっている。

「国防用リソースの準備に関する大統領命令 (仮訳The National Defense Resources Preparedness Executive Order) 」は、そのような実質上、人間が生き残るために必要なあらゆる資力を、大統領やその長官らの突然の思いつきによって大統領が押収・コントロールすることを可能にするために、1950年の防衛生産法 (Defense Production Act) によって大統領に与えられた「権限」を濫用したものである。

  圧倒的大部分の大統領命令は違憲であるばかりでなく、万が一、正当な国家非常時であったとしても認められるはずの基本的な憲法上の人権を国民に対して否定しているという違法性も併せ、巧妙に規定されている。それと同様に、アメリカ連邦議会は、同等とされているはずの政府内の部門に対し、文脈上は意味はないのだが、自らの進捗状況を随時伝えるという取るに足らない役割はすでに超越している、などとは触れていないが、これはオバマ大統領の最近のリビアでの大冒険シリアの軍事介入という想像通りの結果も指摘しておく必要があるだろう。

 (訳注 リビア侵攻はオバマ大統領が連邦議会の審議を得ずに行ったとして、一部の国会議員から違憲であると訴えられています。)

  前記の通り、同命令の適用範囲は事実上すべてを含んだ包括的なものとなっている。例えば、「セクション201 優先事項および権限の割り当て」では、導入部に記載されている行動の責任は大統領が負うこととなるが、アメリカ連邦政府の多方面の長官にそれぞれの権限を委任するとしており、同セクションの中で規定されている各長官の委任内容と債務の一覧は以下の通りである。

(1) 農務長官:食糧資源、食物資源設備、家畜資源、獣医資源、植物衛生資源、および農機具と化学肥料の国内の分配
(2) エネルギー長官:あらゆる形式のエネルギー全般
(3) 保健社会福祉長官:医療に関する資源全般
(4) 運輸長官:あらゆる形式の民間輸送
(5) 国防長官:水資源
(6) 商務長官;他のあらゆる素材、サービス、および建設資材を含めた設備全般

  同命令内の「定義 (Definitions) 」についてのセクションを読めば、例えば「食料資源 (food resources) 」といった用語が、人間の生き残りに何らかの形で役立つと思われる、文字通りあらゆる形態の食料や食品に関係した製品が含まれる包括的なものであることがはっきりとわかるだろう。
 
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【コメント】

 本文は、「国防」を目的としてアメリカ国民を徴集するセクション601などについても言及していますが、長いので別にしてまた翻訳してアップします。

 しかし個人的には、これだけ堂々と憲法違反ばかりしていても平気な面の皮の厚さがうらやましい時もあります。ここまでの恥知らずって、何でもやりたい放題ができていいですね。

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「仕事を見つけて、仕事に通って、結婚して、子供を産んで、流行を追って、
普通に行動して、歩道を歩いて、テレビを見て、法律に従って、
老後に備えて貯金しなさい」

「では続けて言ってみましょう。 私は自由です」


先生:「民主主義とはなんですか?」
生徒:「民主主義とは、国民を代表する独裁者を選ぶ自由のことを言います!」
(Truth beckonsより)