2月4日【Faking.net】 http://falkvinge.net/2012/02/04/today-sweden-rallies-against-acta-and-for-freedom-of-speech-we-can-win-this/
「今日、スウェーデンで反ACTA、そして言論の自由のためにデモを行います。私たちが勝てるでしょう」

こちらの地図をご覧ください。
http://falkvinge.net/wp-content/uploads/2012/02/anti-acta-rallies.png

このようなスケールで、企業主義活動家*1が、私たち一般国民の最も基本的な自由権を盗むような取引を密室で行ったことに対して、ヨーロッパ中の人たちが怒り、言論の自由を求めているような例を私は今まで見たことがありません。

 今日、スウェーデンでは言論の自由、インターネットの自由を求め、そしてACTAに絶対に反対するための集会を行います。昨日遅くにポーランド政府はACTAの批准を無期限で差し止める決定を行いました。スロベニア大使が文書に署名をしたことに対しては公に謝罪がなされ、スロベニアの首都リュブリャナで国民自らの権利のために集会するよう、国民に呼びかけられました。

 古いメディアは「ハリウッド対シリコンバレー」と枠づけしかねませんが、そうではありません。これは「ハリウッド対人民」なのです。「黒人vs白人」「善vs悪」が自由な世界の支配のために戦っているものと、ハリウッドは何十年もかけて私たちに教育してきました。そして今、彼らは自らを悪人の役柄におさめたかのようです。

 著作権のカルテル(企業連合)は、戦う相手はGoogleだと思っていたようです。
 
 そうではありません。

 彼らは私たち一般国民に対して、政治家の力を借りて戦争をしかけようとしているのです。

 そして私たちは黙っていません。私たちが著作権カルテルを変えることはできません。でも私たちは、2億5000万人のヨーロッパ人が現代文化を共有・シェアしていることは問題ではない、という明確なメッセージを政治家に送りつけることはできます。もし政治家がインターネットに手を出そうとした場合、2億5000万人の投票が基盤になった力を私たちは持っているのです。

 そして、表面上にも目に見えるヒビが入っています。特にポーランド政府がくじけ、アメリカではSOPAの敗北によって著作権カルテルが揺さぶられたことを考えると、政治家もインターネットで何が必要とされているかについて注意を払い始めているのです。私たちは勝つことができます。

 今日、スウェーデンで集会が行われます。集会場所は以下の通りです。(略)

 ヨーロッパの国の大半では来週土曜日、2月11日に集会が行われます。これも大きなものになるでしょう。 スウェーデンで最高の集会をして、他のヨーロッパ諸国に最高の先駆者となってみせましょう!

 2月4日の早朝から11,000人の人がストックホルムの集会に集まることを決めています。その上3,500人も参加未定の人たちがいます。この人数ではプラタン広場(Plattan plaza)を埋め尽くして余りある数字です。私はスウェーデンのストックホルムの集会に参加し、写真を撮影してこのページ上にアップしたいと思っています。


【訳注】
*1 「企業主義活動家」とは新しい造語で、英語では「corporativist」です。
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上記のリンクのサイト上では実際の写真や集会が行われる場所の地図を見ることができます。

スウェーデン、マイナス20度の中、これだけの人が集まるってすごいです。さすがバイキングの国です。

イギリスでも一部の大都市では集会があるようですが、他の国に比べるとなんか・・・。あのお気楽なイタリア並みです・・・。

しかもイタリアは経済の状況がかなり悪いので、集会が少ないのも理解できるのですが、イギリスの教育制度が(政府にとって)有効に働いている証拠でしょうか。

政治に無関心な国民ほど、政治家にとってやりやすいものはありません。

そして、どこの政府も、自分たちに都合のいいニュースしか報道しません。

だからこそ、情報の取捨選択ができるインターネットの自由は重要なのです。

もう一件 「インターネット上の言論の自由を脅かすACTA」2月4日
http://www.hotonline.net/2012/02/acta-the-act-that-punished-piracy-and-threatens-the-freedom-of-speech-on-the-internet/

http://falkvinge.net/2012/01/26/eu-acta-chief-resigns-in-disgust-over-disrespect-at-citizens-next-steps/

「国家が無法状態になり堕落した時、市民として不服従することは聖なる義務である」