わはは!さすがインドがいいことを思いついたようです!
 イランとインド・中国が金で石油の取引を始めると、金の値打ちは上がり、ドルの値打ちはさらに下がってしまいます。そうなると打撃を受けるのは、NY-ロンドンに拠点を置く、一部の銀行家、というなんとも皮肉な結果になってしまいます。ざまあ、ジャイアン!
 
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1月24日 RT http://rt.com/news/iran-india-gold-oil-543/
金で石油 経済制裁に対するテヘランの鋼の盾」

 インドがイランから購入する石油を金(ゴールド)で購入することに同意したことが報道された。イランと取引を行う国々を対象としたアメリカの経済制裁からインドを守ろうとすることが目的だ。イランから石油を購入している中国も、インドと同じ手段を取る可能性もある

 DEBKAfileというイスラエルを拠点とするニュースサイトによる報道によると、イランとインドは、アメリカ・EUが金による支払システムに対する妨害を行う方法を見つけた場合に備え、予備案を交渉中であるという。

 アメリカ・EUがイランの石油産業および金融制度に対して一方的な経済制裁を発令したため、インドと中国は、イランとの二国間貿易を行う際にこれまでのようなドルによる支払方法以外の代替案を必要としている。今回のの経済制裁により、イランと石油取引を行う銀行は、アメリカ・EUの銀行から取引停止されることになるためである。

 イランの石油輸出量の内インドは22%、中国は13%を占める主要な輸出国であり、両国ともに今回の対イラン経済制裁に参加することを拒否している。つまり、この両国は、NYやロンドンによってコントロールされている国際的金融システムから独立した、石油に対する支払方法で安定性のある方法を確立させる必要があるということになる。

 インド政府は現在、インドのUCO BankとトルコのHalk Bankasiという二つの国営銀行を経由して有効な支払いを行うことを計画している。トルコもまた、このやりたい放題の経済制裁を拒否している国の一つである。
 
 昨年12月にアメリカがイランに対する圧力をかけ、問題となっているイランの核開発計画の透明性を改善する目的でこの経済制裁が発動された。EUは今週月曜にこの戦略に参加し、現在契約中のイランからの取引は認めるものの、新規の石油取引契約を禁止することになった。

 火曜日にはオーストラリアがこの禁輸措置計画に対し意見を述べているが、同国のイランからの石油の輸入量が少ないことを考えるとこの動きは実際的というよりは形式的なものと考えられるだろう。

 イランの主要な輸出先である日本と韓国はこの問題についてアメリカ政府と協議中であるが、両国政府ともにイランからの石油輸入を停止することで自国の経済に対して打撃を受けることを懸念している。

 石油の輸出に対する依存の強いイランは、この経済制裁という軍事作戦に対しては神経質に反応している。イラン政府はこの圧力に対して屈服する意志はないこと、またペルシャ湾内でのオイル・タンカーの重要な航路となるホルムズ海峡の閉鎖を実行すると脅している。