熊野川町滝本の滝本川本谷には
宝竜滝一の滝51m、宝竜二の滝54m、野々滝60m(熊野川町)
コッペ滝連漠、燈明滝30m、白滝20m、ナベラゴ滝15m(那智勝浦町)
などの見応えのある滝がある
下流の宝竜滝一の滝から最上流のナベラゴ滝を
訪瀑順にダイジェストで紹介します
新宮市熊野川町滝本 小口川支流滝本川本谷
宝竜滝一の滝51m
新宮市熊野川町滝本 小口川支流滝本川ガマ谷
野々滝60m
新宮市熊野川町滝本 小口川支流滝本川本谷
宝竜滝二の滝54m
那智勝浦町大野 小口川支流滝本川本谷
下コッペ滝8m
那智勝浦町大野 小口川支流滝本川本谷
コッペ滝13m
那智勝浦町大野 小口川支流滝本川本谷
奥コッペ滝H10m-W5m
那智勝浦町大野 小口川支流滝本川本谷
燈明滝30m
那智勝浦町大野 小口川支流滝本川本谷
白滝20m
那智勝浦町大野 小口川支流滝本川本谷
ナベラゴ滝15m
滝map
2018/6/5
駐車場8:51 → 9:00宝竜滝一の滝9:45 → 9:55野々滝10:07
→ 10:25宝竜滝二の滝11:33 → 12:05下コッペ滝12:31
→ 12:36コッペ滝12:59 → 13:24奥コッペ滝13:56
→ 14:34燈明滝15:30 → 16:27取水路 → 17:08駐車場
右谷の野々滝、左本谷の宝竜滝二の滝入口への
遊歩道は洗い流され荒れていた
大岩ゴロゴロの右谷奥の小滝目指して河原を渡り
小滝を右側から越えた
・・・小滝を越えると左に野々滝が聳え立っている・・・
野々滝60m
野々滝から遊歩道に引き返して左谷二の滝へのルート を探す・・・
10:10
遊歩道登リ口らしき杉の幹にテープマーク・・・
更に
前方の急斜面にロープが見えた・・・ニコ(^▽^)/
宝竜滝二の滝は
新緑の絶壁から大きな紺碧の滝壺に轟音を響かせ吸い込まれていた
滝壺から広いナメ床広場を流れ一の滝に流れ落ちていた
・・・スクリーンの二の滝を観賞してる様な広々の滝前広場で1時間ほど過ごした・・・
・・・ ( ^ω^) ・・・
11:21
宝竜滝二の滝落ち口に左岸尾根の踏み跡を辿って登る
11:33
宝竜滝二の滝落ち口に到着
右岸に渡って二の滝を見下ろす・・・素晴らしい光景だった
宝竜滝二の滝落ち口
二の滝滝壺や滝前からの滝姿
一の滝落ち口からの景色や二の滝落ち口からの景色
何れも滝から最高のご褒美を頂きました
・・・ ( ^ω^ )ニコニコ ・・・
11:44
宝竜滝二の滝落ち口の右岸から遡上開始
大きな岩がゴロゴロしてるゴーロ帯を登って行く ・・・
ゴーロ端で下コッペ滝の岩壁に行く手を阻まれた
囲まれた岩盤を滑らかに浸食
大きな深い滝壺に吸込まれる様に静かに流れ落ちていた
下コッペ滝8m
休憩後
滝左の岩肌をよじ登るか・・・右の岩をよじ登るか
行く手を阻む岩壁を眺めながら思案した
結論は”右の岩場を登る”
12:31
滝壺右側の大きな岩階段を登る
手掛かりや足掛かりがあり、見た目ほど苦労せずに登れた
12:36
階段状の岩を登りきって尾根を少し下るとコッペ滝の滝前に出た
コッペ滝正面の尾根からパチリ
コッペ滝13m
< 参 考 >
コッペ滝は
上段5mの滝壺から下段8mに直接流れ落ち
岩の廊下を10mほど流れて下コッぺ滝8mに流れ落ちる3段の滝でした
さらに
上流の平家の落人”平 維盛”が隠れ住んだと言われる
”藤綱の要害”には幅5m、落差10mの奥コッペ滝が流れ落ちていた
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左岸の踏み跡を辿って10分程登って行くと杉林の中に石垣が見え
「藤綱の要害」や「平維盛の住居跡」の立て看板があった
藤綱の要害は左側に奥コッペ滝が流れ落ち
背面は絶壁の岩場と急斜面に囲まれて、滝の轟音が響き渡っていた
・・・水量が多く、二条で流れ落ちる迫力のある滝で近寄り難かった・・・
13:34
藤綱の要害、平維盛住居跡に到着
住居跡の左側に大岩を挟んで奥コッペ滝が轟音を響かせていた
・・・ ・・・
奥コッペ滝10m
14:34
ゴーロを抜けると左側にドンと燈明滝が聳えていた
燈明滝30m
15:29
次の白滝目指して右岸を高巻きかけたら
薄暗くなった空からポツリぽつりと小雨が降り出した
・・・ (;一_一) ・・・
天気予報より2時間ほど早い小雨
思案の末・・・白滝とナベラゴ滝を諦めて引き返す
帰りはスマホナビで時々位置確認しながら
取水路(取水管上の巡視路)に並行するまで地図杣道の破線に沿って
急斜面の山道らしき所を下山、取水路と並行したので斜面を下る
16:27
取水路に合流、快適に進む
2018.6.16
白滝&ナベラゴ滝散策のため滝本川本谷を再訪した
朝までにまとまった雨が降った形跡
宝竜滝一の滝がかなり増水していたので河原溯上を止めて
発電所取水路を通るルートを選んだ
行程実績
発電所入口6:45 → 取水路から巡視路分岐7:34 → 取水ダム7:43
→ 巡視路から地理院地図破線杣道に登る → 8:48燈明滝9:00 →
9:17 白滝20m 9:55 → 10:30 ナベラゴ滝15m 11:35 →
→ 12:34取水路 → 13:03取水路階段分岐 → 13:20発電所前
地理院地図には破線で道が描かれているが
所々で杣道らしき所はあったがまとまった踏み跡は無かった
(地理院地図は方向と現在地が解かり大いに役立った:地図ロイド)
6:45
発電所入口近傍の広い路肩に駐車して発電所入口を出発
発電所裏から導水管に沿って一直線の階段を登る
7:15
およそ998段ほどの階段を登って取水路に到着した
導水管部の階段も含めると・・・ 凄い階段でした
7:34
取水路から巡視路が分岐
7:43
取水ダムに到着、増水していて対岸に渡れず
下流を覗くとコッペ滝は川幅一杯に流れ落ちていた!
・・・ (;一_一) ・・・
取水ダムから少し戻って
右岸急斜面を登って地理院地図の破線杣道を目指す
8:45
燈明滝手前のゴーロが見えた
8:48
燈明滝30mに到着
朝方まで雨が降っていたので水量が多かった
・・・遡上を止めて発電所取水路ルートで正解でした・・・
燈明滝30m
発電所入口から取水ダムまで約1時間、取水ダムから燈明滝まで約1時間
燈明滝で少し休憩後
9:00
燈明滝の左岸高巻き開始
左岸のガレ場を登る
9:15
燈明滝落ち口
左岸から右岸に渡渉・・・増水していたので渡渉に苦労した
<増水が予想されるときは燈明滝は右岸を高巻く、白滝は右岸高巻き>
白滝20m
水量が多く迫力の白滝だった
滝壺の右岸側は大きな岩で埋め尽くされていた
轟音を響かせ川床幅一杯に白い帯状となって岩に砕け
滝壺にブチ当たり、大岩を縫うように燈明滝に荒々しく流れ落ちていた
9:55
右岸から白滝を高巻いて滝上ナメ床を遡上したかったが
増水で川幅一杯に流れていたので大きく高巻いてナベラゴ滝に辿り着いた
10:30
ナベラゴ滝15mに到着
(⌒∇⌒)
・・・ 滝姿に感動、しばらく見惚れていた ・・・
ナベラゴ滝15m
ナベラゴ滝とナベラゴ下の段漠が豪快に流れ落ち
・・・ 轟音が谷中に鳴り響いていた ・・・
飛沫が凄くてナベラゴ滝下の滝に下りる事ができなかった
ナベラゴ滝下の段漠
ナベラゴ滝は
丸く広がりながら豪快に滝壺に流れ落ち
更にナベラゴ滝下の滝に
右に曲がりながら飛沫を舞い上げて2段で流れ落ちる3連漠だった
飛沫は谷間を濡らし、轟音が谷間の岩壁に反響していた
11:35
ナベラゴ滝を後にし、1時間ほどで取水路に合流・・・ホッと一息
・・・ ニコ(^▽^)/ ・・・
取水路は歩き易くて、感謝・感謝です
・・・ ( ^ω^) ・・・
13:19
無事、発電所前に到着
6時間35分の本谷散策は前日からの雨で増水していたため
各滝前で河原に下りただけでしたが
ゴーゴーと流れ落ちる迫力の滝散策となり、素晴らしい経験ができました
ルートなど詳細は下記ブログを参照してください