本日の内容はメンバーのLi Xinranちゃんの投稿
いつも中国の内容などでアドバイスをもらってますが、今回はすべて彼女の文章です(日本語の添削なし)
しかし、すごい
日本語では、「イエス」という意味なら、どんな場面でも「はい」を使えると感じますが、中国語にはその「はい」のような決まった表現はありません。場面によって、いろいろな「はい」の意味を表す言葉を使い分けています。
1. “在(zài)”、“到(dào)”
中国語で、名前が呼ばれたとき、“在”と返事します。この“在”は、実は「私はここにいる」という意味を表します。ちなみに、教室で先生に名前を呼ばれたり質問されたりしたときは、“到”の方がよく使われます。
例を見てみましょう。
A:铃木君?(líng mù jūn) (鈴木君)
B:在。(zài) (はい)
※ “在(zài)” の代わりに、“怎么了(zěn me le)”も使えます。
“怎么了(zěn me le)”というのは、日本語で言うと、「どうしたの」との意味です。(先生や上司などの目上の人に対して、「どうしたの」を使わない方がいいと思いますけど。それと同様に、正式な場面ではちゃんと“在(zài)”や“到(dào)”を使いましょう^^)
2. “是(shì)”、“对(duì)”
まずは例を見てみましょう。
① A:你是铃木君吗?(nǐ shì líng mù jūn ma)
(あなたは鈴木君ですか?)
B:是,我是铃木。(shì, wǒ shì líng mù)
(はい、私は鈴木です。)
② A:你是日本人吗?(nǐ shì rì běn rén ma)
(あなたは日本人ですか?)
B:是,我是日本人。(shì, wǒ shì rì běn rén)
(はい、私は日本人です。)
③ A:这是你的旅行箱吗?(zhè shì nǐ de lǚ xíng xiāng ma)
(これはあなたのトランクですか?)
B:是,是我的。(shì, shì wǒ de)
(はい、私のトランクです。)
※上記の例では、“是(shì)”は、ぜんぶ “对(duì)”に言い換えます。
つまり、本人または所有物かどうかを確認するような、 “是(shì)”(はい)を使った疑問文に対して、その問いが当たっていると、“是(shì)”や“对(duì)”で返答します。
l まとめ:
中国語には、日本語のよく使われる「はい」のような、それほど通用できる言葉がないです。それに対して、場面によって、違う言葉を使い分けます。
l おまけに:
“在(zài)”、“到(dào)”、“是(shì)”、“对(duì)”以外には、別の使い方もあります。
例えば、具体的な行動について質問された時、その質問をオウム返しすることで答えます。例としては:
A:你吃饭了吗?(nǐ chī fàn le má) (ご飯を食べましたか。)
B:我吃过了。(wǒ chī guò le) (食べました。)
※中国人がよく使う挨拶の言葉—“你吃饭了吗?”
また機会があれば、この話の続きをしましょう^^