このままでは危ない、東京オリパラ テロ危険! | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

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連休最後の日に、この連休中に何度も
思っていたことを書かせていただきます。

まずは、熊本地方の一日も早い復旧です。
心から祈念しております。

次に、
今のままでは、大規模テロが、
東京オリンピック・パラリンピック等で
起きる危険が少なからずあるということです。

議員になって1年半程度になりますが、
一般的に、日本の政治家は、
テロに対する
危機意識がかなり低いと感じています。

かつて、私は、東京地検公安部長をしていた際、
洞爺湖サミットを経験しましたが、既にその当時、
原発施設と新幹線に対するテロが恐れられていました。

洞爺湖サミットから8年経ちますが、
その状況は全く変わっておらず、
大規模テロに対する
対策が十分でないのです。

あえて、私は、政治家としてはしてではなく、
テロ・治安の専門家の一人として、
このことをここで強く言い切ります。

このままでは、大規模テロの危険性を想定しながらも東京オリパラを実施するのか、
それとも、オリパラ実施を放棄するのか、その究極的選択を迫られる状態なのです。
本当に、大規模テロに向けた防止対策は、全く十分ではありません。

私は、小学校2年生の時、子供ながらに東京オリンピックに感動し、
「日本頑張れ!」と叫び、日本というものを愛おしく実感しました。
今の子供らにも、そのような感動を与えたいと思ってやみません。

ですから、東京オリパラ実施を放棄する選択肢など、
私にはありません。

と同時に、国民の多くの命が奪われる大規模テロは、
絶対に避けなければならないとの思いは募るばかりです。

それにしても、原子力規制委員会に
テロの専門家がいないことは悲劇です。

規制委員会は、いわゆる新審査基準の一つに、テロへの対策を加えていまから、
原発施設へのテロの危険を認識していること自体は可とします。
しかし、その(主たる)テロ対策について、規制委員会は、
事業者に時間的猶予を与える取扱いをしています。
テロ専門家がいないからこそできる大甘の取扱いだと思います。

とにもかくにも、今、私は、大規模テロの現実の危険性や、
その危機意識をもっともっと皆さまと一緒に共有したい、
共有してくださいと叫びたい、叫ばせて下さい。