花散るこの季節、咲かせなければならない法案がある | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

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早くも、散りゆく桜を惜しむ時期になりました。

ある人から、
「散る桜の美しさを愛でられるのが日本人だ」
という話を聞いたことあります。

2016.04.09_上野の散り桜&亀_R1 
  
江戸時代の歌人・良寛和尚の
「散る桜、残る桜も 散る桜」
という有名な句は、今少し残って咲いている桜もやがては散る、
ということから、やがては等しく死を迎えるという意味合いもあり、
先の大戦末期の特攻隊の悲劇と重ね合わせられることも多いので、
散る桜を見て思うことは、人それぞれで異なることでしょう。

また、作家・井伏鱒二によって
「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」
と訳された唐代の漢詩の一部もよく耳にします。

日本では、桜が咲いて散る時期に、異動や進学等が重なるので、
「さよなら」だけでなく、新たな経験をする機会も数多くあると思います。

現在、参議院で審議入りしている刑事訴訟法等改正法案については、
昨年、衆議院において既に与野党合意で修正の上議決しているので、
近々、衆議院議員である私が、衆議院法務委員会の代表の一人として、
参議院の法務委員会へ赴き、その修正の経緯等を説明することになりました。

この法案、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたテロ対策の
観点からも、一日も早く法律として成立させ、施行しなければなりません。

この法案が散るようなことがあってはならず、何とか花を咲かせて成立させたく、
桜の散った今この時に、しっかりと準備をしていきたいと思います。