ミサイルの向かう先は? | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

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今に始まったことではありません。

平成20年の洞爺湖サミットの際、
東京地検公安部長であった私は、
既に、原発のテロの危険性を想定していました。

警察庁が平成16年8月に発出した
   「テロ対策推進要綱」 
でも、既に、北朝鮮による
「原子力施設を含む重要施設」
に対するテロの危険性は指摘されています。

今の北朝鮮を見てみましょう。

ご承知のとおり、北朝鮮は、既に核技術を保有しているとして、
従来から、国内での核実験を繰り返し、実質的な
核保有国であるかのように振る舞おうとしています。

その技術の真偽については、様々な異論・憶測もあるところですが、
仮に、今後、ミサイルの技術や精度を更に高めてきたとしたら、
そのミサイルで日本の原子力発電所を狙い撃ちできることになるわけで、
核爆弾を製造できるかどうは別にしても、大きな脅威になり得ます。

以前からこのブログでも触れている航空機の意図的落下などの
原発テロの危険性について、あまりピンと来ない人たちでも、
最近とみに騒がしくなっている北朝鮮のミサイルで、もし日本の
原発を狙われたら、ということは、比較的想像しやすいと思います。

私としては、そのような事態も、当然、想定の範囲内だと思いますし、
原発再稼動の是非について、そういう観点からも、もっと真剣に、
リアリティーをもって考えていきたいと思っております。