蛍の光と東日本大震災、あれから5年 | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

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東日本大震災から明日で5年です。
改めて追悼の気持ちを捧げます。

そして、今は、卒業式シーズンです。
皆さんのイチ押し卒業ソングは何でしょうか?
世代によって違うでしょうし、人それぞれに
思い出ソングがあるものと思います。

私は、ど定番ですが、「蛍の光」が好きです。
原曲は、スコットランドの民謡だそうですが、
この曲を聞くと、自然と涙が出る思いです。

歌詞もまたいいんですよね。
中国の「蛍雪の功」の故事に由来する内容です。
貧しくて明かりのための油を買えず、灯火の代わりに、
蛍の光や雪に反射する月明かりで苦学して大成した、
というストーリーが、心の琴線に触れます。

現在、東京の夜は、光にあふれています。
けれど、冒頭に述べました、東日本大震災が起き、
福島の原発事故が発生してしばらくの間は、
電力供給不足から、かなり薄暗い街になっておりました。

そういう状態になって人は初めて、普段の明るさ、
滞りない電力供給の有難さに気付かされます。

光や電気のある生活がどれほど有難いものであるか、
改めて思い返すためにも、「蛍の光」の歌詞は、
じっくり味わって歌いたいものです。
そして、今や、「蛍の光」は、卒業式の歌だけではなく、あらたに、
原発事故のことを長きに渡って忘れ得ぬものにする曲になりました。