人の一生を左右する権限を有する検察官(検事)は、
もとより、公正な職務遂行が不可欠です。
意図的に証拠をねつ造するような検察官は、決して許されない。
素朴な正義感を持ち合せた検察官がいればこそ、
彼らに起訴権限を託することができるのです。
30年近く検事の職にあった私は、今も変わることなく、
そうした思いを強く抱いています。
本日1/14(木)の衆議院本会議で、大島議長から
「若狭勝君!」
と名前を呼ばれました。
「検察官に適格性があるか否かを審査する会」
(検察官適格審査会)の予備委員に指名されたのです。
衆議院議員からは、4名の委員が選ばれます。
今回指名されたのは、その予備委員で、
委員が出席できない時などに代わりに出て審査にあたります。
巡り合わせというのは不思議なもので、私が衆議院議員として、
後輩検察官の適格性を審査する立場になろうとは、
数年前には夢にだに思わなかったことです。
もっとも、後輩検察官がその適格性を問題にされる際、
私において甘い判断をすることなど全くあり得ません。
ひたすら公正な視点に立ってその適格性を判断します。
それが、今、衆議院議員として、国民から課せられた
私の使命ですから。