年末はいわゆる忘年会、年初は賀詞交歓会などが続き、
様々な業界・業種の方々と交流し、お話する機会が増えます。
最近、ある製造業で成功された女性社長から、
「若狭さんは、リベラルな方だと思っていたので、
自民党から選挙に出られて、意外に思いました」
と言われました。
自由を標榜する自民党がリベラルでないのか、
という突っ込みは、とりあえず措いておくとして、
政治家の評価というのは、とかく定まりにくいものです。
かつて、名官房長官と言われる、故後藤田正晴副総理も、
「他人の評価は当てにならないよ。
僕は何ら変わってないのに、そのときどきで、
タカ派と言われたり、ハト派と言われるからね」
と仰ってます。
以前、このブログで、りんごの色について、見る角度や光の当たり方で、
赤色に見えたり、黒ずんで見えたりする、と書きました。
簡単に言えば、リベラルか保守かということも、それと同じで、
メディア・評者の立ち位置(見る角度)や世論・外交事情の動向(光の当たり方)によって、
その政治家が保守的に見えたり、リベラルなように映ったりするのだと思います。
大事なことは、いかに誤解・偏見で見られても、いかなる光の当て方をされても、
国民にとって今いかなる施策が必要であるのかという視点を常に持ち続け、
ブレることなく、たゆまず突き進んでいく、そういう強さを持っていることだと思います。
それが政治家の真価を決めるのだという思いを抱いております。