真っ赤なリンゴを食する政治家 | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

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このブログのタイトルにある「L字路交差点」というのは、
多方面から物事を観察すれば、真相や課題がよく見えるという趣旨であります。

たとえば、今が旬の「リンゴ」は、光に照らされて鮮明なに見えます。
でも、光の当たらない側から見れば、やや黒ずんで見えるのではないでしょうか。

2015.12.15_りんご_R

   食べれば同じく甘いリンゴでも、光の加減によって、色の見え方は異なります。

今般の軽減税率に対する考え方も同じようなものです。
日本社会をいかに良くするのかという目的は同じでも、
どちらから光を当てるか(アプローチ)によって、
主張・考えが大きく異なります。

あえてアバウトに言えば、
  消費税率を上げることで、経済・景気を冷え込ませてはならない
と考えるのか、逆に、
  国の借金を着実に減らし、財政規律を早期に立て直すべきだ
と考えるのかです(もちろん、来年の参議院選挙に向けての戦略もありますが)。

このように、視点によって見え方が異なるというのは、
長らく
検事を経験し、現在弁護士でもある私としては、
これまでにも数多く体験してきました。

反対の立場に立つと、それまで見えなかった
当事者の考えがよく分かることがあります。
真っ赤な嘘」だと思っていたことも、違う立場から眺めれば、
それなりの理由があったりするものです。


私は、こうした経験も踏まえ、「L字路交差点」のど真ん中に立って、
鮮明な赤に見えるリンゴでも、逆の方向から見れば、どのように見えるのか
について、法律家、政治家それぞれの立場から、多角的に意見を発信し、
この国の将来をしっかりと見据え、考えていきたいと思います。