今年で25周年を迎えた「わかさ生活」の社長 角谷が、従業員に話してくれる「豊かな心」になる話を毎週紹介しています!
「倖せ」になるための順番〜前編〜
「自分が幸せになる人生」
「人を幸せにする人生」
あなたはどちらの人生を歩みたいと思いますか?
わたしは、まず「人の幸せ」のことを考えます。
この話をすると「優しい人ですね」という人が多いです。
「家族や恋人の幸せのためなら」という人はいるかもしれませんが、多くの人はやはり自分の幸せをいちばんに考えるのも当然です。
しかし、わたしはこれまでの経験から「実は相手の幸せを考えたほうが、自分により大きな幸せが返ってくる」ということに気づいたのです。
わたしはそのイメージをよく例え話にして伝えています。
あなたがお風呂で湯船に浸かっているとき、お湯が冷たくなってしまい、そこに熱いお湯を継ぎ足したとしましょう。
そこで身体を温めようとするとき、あなたはどうしますか?
継ぎ足された熱いお湯を、自分の方にかき集めますか?
それとも、お湯を反対側に押し出し、湯船全体にいきわたらせますか?
お湯を自分の方にかき集めると、一瞬温かくなりますが、そのあとで結局温度は分散するのでお湯はぬるくなります。
むしろ、一瞬温かくなってしまったが故に、また冷たさが気になるくらいです。
しかし、お湯を反対側に押し出し湯船全体を温かくすると、巡り巡って自分も温かくなります。
湯船全体がじんわり温かくなっているので、温度の落差で冷たさを感じることもありません。
そのお風呂が温泉で、他の人も入っていたとしたらどうでしょう。
継ぎ足されたお湯を独り占めしようとかき集める人と、周りに回している人。
どちらの人が魅力的に感じますか?
わたしは、この“お湯”こそが「幸せ」だと考えています。
〜後編に続く〜
※次回の投稿は6月2日です