阪神大震災での被災経験がある私は、
東日本大震災が発生した直後、
自分に何が出来るのだろう??
と、考えていました。

テレビを見ていて「内定取消の学生が続出している」のニュースを知り、義援金や商品提供は一時的なもの、
しかし雇用は長く支援に繋がると思い、内定取消学生の雇用を即開始しました。
しかし、わかさ生活は京都の中小企業。雇用といっても関西に来てもらわなければなりません。

そんな時、人財部(人事)の彦惣君、杉浦さん、鬼束さんたちが「東北にわかさ生活のセンターを作りたい」との話をしてきました。
これはありがたい!
それなら長期支援にもなる。

ましてや、東北の復興を東北の子達でできる。これが一番の社会貢献になると思いました。

そして昨年、内定取消学生10数名を採用して、住居など全て無償提供し、
「来年、仙台に支社を作るよ。そしてそこは君たちが運営するんだよ」と話して関西でわかさ生活の社員として仕事を覚えてもらいました。

さらには高校生の就職が難しいと聞き、わかさ生活は通年新卒採用は30名前後の大卒者ですが、東北は高校生中心の採用にしました。
彦惣君たちは学校やご家族と出会い、わかさ生活の考え方をしっかり伝えてくれました。

また高校生の面接には、彦惣君、杉浦さん、鬼束さんはもちろんですが、先に入社していた内定取消者たちが私と一緒に高校生の面接を行いました。

採用された東北の高校生達は4月から京都本社で2ヵ月間の研修を受けました。誰一人脱落することなく。

そして6月1日は、晴れて開所式。
私はアメリカに来ていて参加することができませんでしたが、社内一丸となって取り組んでいたのを知っているだけに安心していました。
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開所式には仙台市の副市長も参加してくださったそうです
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6月4日の業務開始、
全国250万人のわかさ生活のお客様、彼女たちを応援してやってくださいネ。
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よろしくお願い致します。

写真提供:稲沢郁絵