この教材は、以前に紹介した
「地層が見える!」を改良したものです。
この教材の目的は、
「標高」と「地表からの深さ」の関係を考慮しながら、
柱状図から地層のつながりを考えることです。
以前と大きく改良した点は、
地層のつながりを一方向だけでなく、
二方向にしたことです。
これによって、地層のつながりを
平面的な広がりとして考えることができます。
これは、
「地層の傾きが東西南北のどちらに低く傾いているか」
を理解するのに役立ちます。
上の写真で考えると、
柱状図AとBは、標高90mのもので、
柱状図Cは、標高80mのものになります。
標高を考慮して、それぞれの柱状図を台紙に貼ると
地層のつながりが分かります。
さらに、
その台紙を直角に曲げて、地図の上に貼ると、
東西南北の地層の広がりが分かります。
今の場合は、
南北方向には傾きがなく水平になっていて、
東西方向では、西に向かって低く傾いています。
写真では見やすいように、
鍵層になる凝灰岩の地層を赤色にしてあります。
こう考えると、
「標高」と「地表からの深さ」の関係だけでなく、
「方向感覚」も必要になるのかもしれません。
地層の学習も、やはり奥が深いですね。
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