地層の柱状図の模型

今回、制作した教材は、
「柱状図」から「地層」が
推測・確認できるものです。

「柱状図」とは、
地質の様子を示した断面図です。
実際には、ボーリング調査した
資料をもとに作図します。
これを、数か所、
採取することによって、
周辺の「地層」が
推測できるのです。

この内容で、
生徒がつまずく点は、
柱状図を採取した標高と、
地表からの深さの関係です。
全部の柱状図が、
同じ標高で採取したものなら、
柱状図どうしのつながりを
考えるのは簡単です。
ところが、
標高がそれぞれ違うと、
生徒はイメージしにくく
なるようです。

そこで、
今回の教材の目的は、
「柱状図」と「地層」の関係が
イメージできることにしました。

使い方は、
まず、
柱状図(写真内のA.B.C)
だけを配って、
採取した場所の情報
(標高や位置)をたよりに、
地層の様子を別紙に書かせます。

次に、
残りの部品(背景と表面)を配り、
答え合わせをします。

最後に、
それらを組み立てて、
立体的に確認します。

今回の教材も手作りなので、
地層の様子や
柱状図の本数・場所などは、
いくらでも変更できます。

さらに、
この教材は組み立てるだけで
完成するので、
「のり」は使いません。

そのおかげで、
「取り外しができる」という
メリットができました。

もちろん、
折りたたみ式なので、
ノートに保管できます。

↓↓↓ 展開図はこちら ↓↓↓
柱状図1