先日、夫の従兄弟から連絡がきて、
「弟が末期のがんで、余命宣告もされた」
と。
もう、ショックで…
その従兄弟さんとは、けっこう行き来があって、夫も義母も、とてもお世話になっていた。
コロナ前は。
コロナが流行り出し、お互いに年齢のこともあるので、お盆の訪問も控えていて、しばらく会っていなかった。
長年とてもお世話になったこともあり、義母は会いに行きたがったが、ちょっと自分本位というか、相手のことを深く慮る人ではないので、心配だった。
案の定、言葉の端々に不快なものがはさまって、私は夫に「お母さんが会いに行きたいのは分かるけれど、諸々慎重に」と伝えた。
で、諸々慎重に事を運び、会いに行った。
とまぁ、ここまではいいのだけれど。
従兄弟さん、胃がんで肝転移しており手術はできず。
色々と検討の結果、本人の希望で化学療法もせず。
ここからが、本当に考えさせられる話で…
従兄弟さん、何年も前から胃の不調で近所のクリニックに通っていたそうだ。
なんと検診も受けていたそうだ。
でも、薬をもらって一時的に調子は良くなるものの、また悪くなるというのを5〜6年繰り返していたそう。
なんで途中で精密検査をしてくれなかったんだろう。
なんで大きな病院に、紹介してくれなかったんだろう。
なに見逃してくれてんだよ…
タラレバの話になるけど、結果は違ったんじゃないか?
似たような話は、これで二つ目だから。
ちょっと極端かもしれないけど、近所のクリニックとか信じていいんだろうか…
でもなぁ、大きな病院でも見逃すことはあるものね。
そんなこともあるから日本人は、もっとがんに対するリテラシーを持った方がいいんじゃないか?
せめて、あんまり不調が続く、あるいはひどくなるなら、おかしいって思う程度の。
これだけ病院があって、医者がいて、医療体制も整い、かつ国民皆保険の国で、がんが見逃される。
私としては理不尽なものを感じる。
私は最初に掛かった病院が、クリニックながらがんを専門とするところで、そこのドクターも奥様をがんで亡くしている。
そんなこともあり、検査もしっかりバッチリだった。
でも、これをラッキーの一言で済ませていいものだろうか。
なんだかなぁ…
繰り返しになるけれど、夫とも話したんだけど、やっぱり自分の身体を気にかける、症状に気を付ける、何事も疑え・過信するな、という考えは大切だね、って。
もちろん、がんに限らずだ。
なので、食べ物、運動その他も大事なことは自明。