「おっ?」の記事の追加 | 寄り道ダイアリー

寄り道ダイアリー

人生は寄り道しながら!
-がんは私の一部だけれど、全部じゃない-

ちょっと、いえ大分中途半端でしたので補足です。
と言っても私の考えです。

自家がんワクチンって、どうなの?
ということです。
内容についてはうっすら、ボンヤリ分かる程度ですが、まず保険適用になってない〜。
他にも保険適用になっていないものは沢山ありますがね。

で、「臨床効果」として発表しているサイトがありましたので、ちょっと見てみたのです。
そしたらですね、そこはですが、

「エビデンス」に基づいた「EBM」を実践してますよ、EBMについて誤解しないでね。

的な記述がありまして、かEBMというのは簡単にいうとナンですか?というと、(調べましたよ)
『根拠に基づく医療(こんきょにもとづくいりょう、 evidence-based medicine, EBM』だそうで、
さらには、

EBMとは、「個々の患者のケアに関わる意思を決定するために、最新かつ最良の根拠(エビデンス)を、一貫性を持って、明示的な態度で、思慮深く用いること」、「入手可能で最良の科学的根拠を把握した上で、個々の患者に特有の臨床状況と価値観に配慮した医療を行うための一連の行動指針」、「個々の患者の臨床問題に対して、(1)患者の意向、(2)医師の専門技能、(3)臨床研究による実証報告を統合して判断を下し、最善の医療を提供する行動様式」などと定義されています。

結局、免疫療法(このたびは、自家がんワクチン)の何が問題なのかというと、この「根拠」がどういう位置付けなのか、ということではないでしょうか?
根拠=エビデンス、なのですがそのエビデンスを得るためには、臨床試験が必要である。
しかし、免疫療法、特に自家がんワクチンについては、患者個人のがん細胞が必要なので、大規模な臨床試験は不可能(と思われる)。

でも、筑波大はじめ、他の医療機関でも効果のあった症例はいくつもありますよ、となるとその「根拠」をどこに求めるのかで、その治療に踏み切るか否かの判断が左右される。(と思う)

「純然たる学術的根拠」なのか、「個々の患者を軸とした、入手可能な根拠」なのか。

本気で検討するなら、それなりに調べなきゃいけないと思うのです。
私たちがん患者は、家族や後ろに続く人たちのためにも、カモになってはいけない、とも思うし、症例を積み重ねることで、(うまくいった場合だけど)お役に立てる、とも思うし。

結局、振り出しに戻る、みたいな…

先ほどの記事元のブログは、有名な銀座並木通りクリニックの先生のなのね…