記憶、思い出 | 寄り道ダイアリー

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人生は寄り道しながら!
-がんは私の一部だけれど、全部じゃない-

ハイパーサーミアの治療中は、技師さんとおしゃべりしながら過ごします。

技師のSさんには3歳のお子さんがいます。

で、ディズニーランドに行った時の話になって・・・

Sさんは「まだ小さいから、もう忘れてるか、これから忘れるか、だと思うんですよね~。ある方に言われたんですけど、『そんな小さいときに連れていっても、憶えてるわけないからムダムダ!親の自己満足だよ』ってね」

 

でもね~、私、思うんです。

親って、そのときに子どもが喜んでくれたら、子どもが憶えてなくたっていいんじゃないかな、いつかその時の写真やビデオを見て何かを思ってくれればいいし、というか何も感じなくても、親の中ではその記憶や思い出が、ものすごい宝物なんだよ、って。

だから決してムダではないよ、って。

 

別にどこへも行かなくても、宝物はそこら中にあったりするんじゃないかな、ただ、それが宝物だって気が付かないだけだよ、って。

 

ステージ4にもなると、毎日が宝物に囲まれて生きてるようなもんです。

今回の息子の風邪も、私にとってはかけがえない時間でした。

だって、これでもかっていうくらい看病できたもの。

そりゃあ、自己満足とえばそうですが(笑)

 

私が何を残せるか?

いえいえ、私の中に宝物を残してくれて「ありがとう」です。