さて、再発⑤の最後で
「局所治療できるなら、とにかくやる。方法を探す。」
と書きました。
そう考えるようになったのは、O先生の「治すため…」という一言が大きいのですが、そのほかにも理由があります。
よく、「もう手術できません」っていうセリフ。
手術ができなければもうお終い、みたいな?
私としては「はあ?」って感じです。
いやいや、あなたが決めないで。(別に決められてはいないんですけどね)
かねてから手術できなければ抗がん剤しかない。
抗がん剤では治らない。
やがて使える抗がん剤もなくなる。
でも、もし手術できなくても、重粒子線治療のように他の方法があったら?
それともうひとつ。
悪いところは治すでしょう?
私は単純なので、体の中に悪いところがあれば「そこ」を治したいんです。
腸骨リンパ節に転移したから、そこを治したかったんです。
でも、「そこを治したからといって、がんは全身に広がっているからムダですよ」と言われる。
それでもいやなんです。
エビデンスがどうとか、ムダと言われようが、本人は納得していないんです。
今はまだ。
なので、「体力と気力とお金があるうちは、できる局所治療はする。方法を探す。」
なのです。