vol. 212
今日は
コンクール州大会
についてです
みなさんこんにちは!
ドイツ在住ピアニスト・音楽心理セラピストの
ラインスハーゲン わかなです。
こちらのブログでは
音楽や演奏についてドイツの音楽事情ドイツやドイツ人のこと
などについて発信しております。
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お忙しい中読みにきてくださって
ありがとうございます♪
州大会
「青少年のためのコンクール」
州大会がこの週末に
ロストックで開催されました
メックレンブルク・フォアポンメルン
私が住んでいる場所の州の名前です。
長い・・・
ロストックは、音大も総合大学もある都市なので、
メックレンブルク・フォアポンメルン州の
「州都」と思われがちですが、
実は、州都はお隣の
シュヴェリーンになります。
シュヴェリーン城で有名です
冬のシュヴェリーン城(2024年1月)
こちらは夏のシュヴェリーン城
湖があり、遊覧船に乗りながら撮影(2019年8月)
審査結果の感想
一言で言うと
「今年は厳しかった!」
これが、正直な感想です
誰一人として全国大会に進まない部門もありました。
私は全員の演奏を聴いたわけではないので
なんとも言えませんが、
例えば10人の参加者がいたとして、
10人誰も全国に進まない。
となると・・・
「10人とも、そんなに良くなかったの!?」
ヒェー
きびし・・・
と思いませんか?
「この参加者の中で相対的にうまい人」
ではなく
「全国大会レベルの絶対的にうまい人」
で、
審査員は判断したのかもしれません
いやぁ、でも厳しかったなぁ・・・。
(何度も言いますが、あくまでも私の感想です笑)
10歳〜11歳の年齢グループは
州大会までの参加、と決まっているため、
この年齢の子たちには
優しい印象でした
良い点数がついて、
1位入賞(23点〜25点満点)という子が多かったです。
授賞式の会場。
ロストック音楽大学の大ホール。
会場は満席でした。
音楽学校の建物。
コンクール本番を終えた午後3時。
良い天気でした
世界は広かった
ロストックの生徒たちしか
伴奏をしていない私。
みんな一生懸命練習してすごいなぁ。
上手だなぁ。
と感心していました。
が!!!
メクレンブルク・フォワポンメルン州は
広かった。
他の街から来た子たちは、
2部門、または3部門(!)を
掛け持ちして受けている子が
結構いるではないですか!!
3部門出場した子は
2台ピアノの部
ピアノと弦楽器の室内楽の部
管楽器ソロの部
と3部門に出場
しかも同日に3部門の演奏
しかも、高校生なので、
年齢グループも上のほう。
ということは、
1部門につき15分〜20分の演奏プログラム。
45分〜60分のプログラムを用意して、
確実にしっかりと準備をしている。
どれも手抜きなく。
受賞者コンサートで演奏されてましたが、
とっても素晴らしい演奏でした
そして、
どの部門も高得点を獲得し、
3つの部門全てで全国大会に行くという
偉業を成し遂げていました!!
他にも、2部門出場して、
そのうちの1部門は25点満点を獲得する、
という生徒さんは
一人ならず数名いらっしゃいました
世の中には、すごい人がいるもんだ・・・
新しい世界を見せてもらいました。
井の中の蛙であった私・・・
【余談その1】
今年からデジタル化しているコンクール事務局。
プログラム冊子も今回はありませんでした。
スマホで見てね〜って感じでした
【余談その2】
他の街に引っ越したロストック音大時代の友人たちに
久しぶりに出会えて
とっても嬉しい週末でした