小さいころからよく訪れていた明石。
所用のついでに少し散歩してきました。
明石と言えば、「明石市立天文科学館」
子午線の上に立つ、明石のシンボル的な施設です。
ここのプラネタリウムは、現役としては日本で最も古いプラネタリウムです。
塔時計の13階、14階の展望室からは明石海峡、淡路島が綺麗に見渡せるステキな場所。
で、天文科学館に行くたびに気になっていたのが、すぐ北側にある「柿本神社」でした。
明石に住んでいた親戚が「人丸さん」とか「人丸神社」と呼んでいたのが、どうもこの「柿本神社」のことらしく、知ってはいたけれどお参りしたことがなかったので、このたび初めてお参りいたしました。
山陽電車「人丸前」から徒歩約5分ほどで東側参道階段下に到着。
ひたすらテクテクと階段を登ると、まず展望所に到達。
展望所からは明石海峡が一望。
天文科学館の塔時計が目の前に見えてます。
向う側、山のように見えているのが淡路島。
写真に入りきりませんでしたが、この左手に明石海峡大橋が見えます。
振り返ると、山門。ちょっとお寺っぽい山門です。
両脇には公卿のような座像が置かれていましたが、どなたのかはわかりませんでした。
御本殿の前には、この時期ならではの茅の輪がありましたので、くぐってお参りさせていただきました。
御祭神は、もちろん歌聖・柿本人麻呂公。
境内にも人麻呂公の歌碑があります。
天離る 夷の長通ゆ 恋ひ来れば
明石の門より 大和島見ゆ
(都を遠く離れた地より、長い旅路を恋しく帰ってくると
明石の海峡の向こうに大和の島々が見える)
元和六年(1620年)、明石城主であった小笠原忠政公が人麿公を歌聖として大変崇敬され、縁深いこの地にお祀りしたのだそう。
学問文芸の神として、また安産、火防などの神として信仰されてきたそうです。
本殿前の狛犬さん。
たてがみが巻き毛多めで、フェミニンな印象の狛犬さん。
境内には、亀の碑もありました。
亀が石碑を背負っているスタイルって、あちこちで見かけますけど、どういう謂れがあるのか…今度調べてみたいです。
亀と言えば…。
神社の西の鳥居前に「亀の水」(亀齢水)があります。
すぐ傍まで民家が立ち並んでいて、ここに霊水があるなんて知りませんでした。
湧水なのかな…?結構な水量があるように感じました。
延命長寿の御利益があるとされる水で、遠くから汲みに来る方もおられるそう。
西の鳥居は、鬱蒼としていて、こちらからお参りされるかたは多くは居ないのかもしれません。
御朱印を頂こうと思ったのですが、社務所にどなたも居られず、しばらく待ってみたのですが帰ってこられる気配がないので諦めました(涙)
このあと、親戚のお墓参りをしたりして歩き回って汗だく。
ひといき入れたいと思い…
やっぱり明石でいただくなら、玉子焼き(明石焼き)です!
明石焼きのお店はたくさんありますが、私のお勧めは「松竹」さん。
だしに刻んだ三つ葉を入れていただきます。
1人前15個ですが、ペロッといけちゃいます。
おススメです!(^^)!
歩き回りひたすら暑かったのですが、時折吹いてくる海風が気持ちよかったです。