やっと、執筆脳に戻ってきた
今月は特にたくさん書かなければならない
頭にある原稿の数よ
まず某媒体  6、7本
某雑誌寄稿1本
某文芸誌書評 1本(原稿完了。残すは構成チェック)
朝日新聞連載  残り2本  (原稿完了。残すは構成チェック)
やるか迷っている媒体 2本
そして、早く書きなさいよ、な短編小説  3、4本
短編小説だけ〆切がない上、心が粉砕骨折しているので、ちょっとお休みしていたが、そろそろ接着剤で心をくっつけ直して再開せねば
しかし、なんだこの原稿量
酒井さん、がんばれ

そんな私の息抜きはやはり読書で

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土岐麻子さんの『愛のでたらめ』

私は糸井重里さんの、あの表紙が毎度すごいシリーズ(勝手にそう名付けている。ほんとは“小さいことばシリーズ”)、『忘れてきた花束』『あたまのなかにある公園』『抱きしめられたい。』とかのね、ほぼ日出版の中でもあのシリーズが異様に好きで、あんな素敵な本の女性版、創りたいなぁと思っていたのだが、麻子さんがとっくに創ってた

傑作
うまいっ
めちゃくちゃ面白いっ
一人でケラケラ声を出して笑う
ふとしんみり
ブラッシュアップの極み
最高!!!

今年読んだ女性エッセイで一位だ
(発売は2015年)

『でたらめな愛』じゃだめなんです、『愛のでたらめ』なんです
私も、かつて『心がおぼつかない夜に』を『おぼつかない心たちへ』というタイトルで出版されかけ、「これ、表題作ですよ!本文は心がおぼつかない夜になのに、何故タイトルがおぼつかない心たちへなんです?本文読みました?おぼつかない心たち、の、たち、って誰です?私はたった一人の若かりし自分の体験談を、たった一人でこの本をどこかで読んでいる読者へ向けて書いているんです!だいたい、全然意味が変わっちゃいますよ!」と真夜中に出版社に押しかけ、直筆で、もう少し穏やかめな文体で手紙を書き、直訴したことがある
そんなことを思い出した

そして、今号のメルマ旬報、西原亜希ちゃんの原稿は、私が亜希ちゃんの娘さんの名付け親?になった時のことや、最近娘さんと私の間に起きた珍事件なども書かれています

姉と電話で話し、「自分の本って、どんな存在?」と聞かれ「子供」と答えたのは、ついさっき


皆さんいかがお過ごしですか?
私の元にはなにかの花粉がきてますが、これはなんですか?

明日も良き一日を


ごきげんよう