本の椅子 | 酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba
2017-02-19 15:30:36

本の椅子

テーマ:ブログ

椅子には色気がある
だから、椅子が好きな男はいい意味でヘンタイだ

これは私の持論である

車選びはその人の理想の女性像、家庭像、あるいは自分像と言われているが、椅子にはもっと、セクシュアルな気配がある
そして、女をアートにする仕事、例えば写真家などの、表現を切り取る仕事をしている男性は特に椅子に惹かれがちな気がする
椅子は女とよく似ている
だから、色気のある椅子を好きな男には、色気がある

それは、男性に対してのみ思っていた持論だが、ふと、自宅を見回して気がつく
私の家には、椅子が8つある
さして広い部屋でもないのに、8つもある
これは、どういう心理だろう

本棚を見ればその人が分かる
とはよく言ったもので、本棚にはその人の思考や理想や不安や歴史、といった本質がそのまま現れる
本棚はその人の中身を具現化したものと言っても過言ではないだろう

幾度となく書いてきたことだが、私にはリセット癖がある
一つ前の家に引っ越すとき、生まれ変わりたいと思った私は、本専用の部屋をなくし、本棚諸共処分した
その数は1500冊以上あったと記憶している
備えつけの収納棚に入る200冊程度を厳選して引越しをしたが、それは、私にとっては、ものすごく勇気のいる生まれ変わり行為だった
本読みの方には、この行為がいかに残酷かを理解してもらえるに違いない
そして、今の家に引っ越したとき、どうしても増えてしまった分の約400冊をまた処分した
が、今の家には、3カ所に分けて、結局また新しく増えた本が山のように積まれている
私の人生には、本棚がないといけない、そういう運命なのかもしれないと、思ったりする

以前、本との付き合いかたを模索していたとき、知人からある提案をされた
カバーを外して収納すれば、背表紙の色が統一されるから、一枚の壁紙みたいになってすっきりするよ
私はひどく心を痛めた
幾度となく書いてきたことだが、本は作者の子供である
装丁はその子供の大切な顔であり服である
カバーという個性があって、初めて「本」なのだ
その大切なカバーを捨てて収納するなんて、追い剥ぎじゃないか
と思った
私にはとてもじゃないけれどそんなことはできない

また、一年ほど前だったか、DVDを300枚程度処分したことがある
が、DVDを処分したのは人生でその一回だけだ
実は、本と同じくらい、私はDVDも大量に所有している
それなのに、私はDVDではなく本ばかりを見つめ、付き合いかたに悩んでしまう
その事実に気がついたとき、私は、本のことを愛してしまっているのだと、認めざるを得ないのである

これから、本とDVDを大量に処分するつもりだ
DVDには申し訳ないが、今後、私が思い出し物思いにふけるのは、別れた本たちの可愛らしい顔だけだろう

これは、私と本の、切ない恋物語だ
身勝手な本との別れは、失恋にも相当する痛手なのである

本読みじゃないかたには、わけが分からないだろうが、強烈な本読みのかたには、恋人との別れ際とよく似たこの切ない思いに、きっと共感してもらえるだろう


皆さんいかがお過ごしですか?
私は、椅子の話がどこかに行ってしまってびっくりしています
でも、恋した本を愛でるには、やはりそれなりの椅子に腰かけることが、私には必要なのだろう
それが、本に対する敬意の一つなのかもしれない
と書いては見たものの
やはり私は本に帰趨してしまうのだと、つくづく実感する

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しかし、ちょっと部屋の写真を撮ってみようものなら、椅子が4つも写り込む
やっぱり椅子も、好きらしい
ちなみに奥の本が積んであるのもベンチです
使い方、間違ってるというなかれ
「本の椅子」として、このベンチは活躍してくれています
そう思えば愛らしい
ちなみにここに積まれているのは、比較的最近、我が家にやってきた子たち専用のコーナーです(置く場所ないだけ 笑)
そして、私の割には比較的ポップなコーナーです
我ながら、素晴らしいラインナップです
派手な1人がけのちっこい椅子で、ベンチの上に座っている本に手を伸ばして取っ替え引っ替え本を読むのが、至福のときなのです


明日も良き一日を


ごきげんよう

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