酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-100517_1525~01.jpg

先日、お仕事で東京大神宮に行きました。
今女性に大人気の、縁結びで有名な神社ですね。
大好きなsass&bideの衣装を着てごきげんな酒井です。
撮影で「恋おみくじ」なるものをひくことに。結果は、
小吉。
今年何度目だ、小吉。
ぐんぐん攻めてくる、小吉(詳しくは過去ブログ参照)。
押しが強いです、小吉さん。
撮影終了後、みんなで境内をうろうろ。
みんなが参拝しているうちに、私はご朱印を頂きに。ご朱印を待っている間、こっそり「縁結びおみくじ」なるものをひいてみました。結果は、
ね。
小吉だよね。
軽めに唖然としていると、背後から「何回ひくんすか」とマネージャーテキ子の声。
ぎゃふん。
ばれてた。
そして、今度はお守り売り場にメイクのはまぴと。
おみくじもそうでしたが、お守りも「恋お守り」と「縁結びお守り」がたっくさん。
趣味が似ているはまぴと私は、可愛いと思うお守りがことごとく一緒で、しかも偶然にも選んだものが全て「恋お守り」。神社のかたに「恋と縁結びってどう違うんですか」と聞くと。
「恋は、想っているかたが既にいらっしゃる場合。縁結びは、これからいいご縁がありますようになど良縁を求めるかたに、といわれております」
とのこと。聞いた瞬間、私達は、「きゃー。うちらに恋お守りは早すぎる!」「買えない!買えない!」「ぎゃー!」と
神聖な場で申し訳ないくらい露骨にショックを出す私達。が、神社のかた曰く「でも、いずれも恋愛のお守りですので、気になったものをお選びいただくのが一番よろしいかと思いますよ」とのこと。
結局、自分のお守りは買わず、お土産用だけを大量に持ち帰ってきた酒井なのでした。
まぁ実際、はまぴも私も恋愛至上主義ではないのですが、なんだかこうして女同士できゃっきゃしていることが楽しいんですよね。
和気あいあいとした楽しいチームとの仕事は、私の憩いの場でもあります。
有り難いことです。

話は変わって、劇場版トリックを観てきました。
話の舞台、栃木なのかな。
最初のほうに出てきたあるメインゲストのかたの訛りが爆発的に栃木っぽくて、あれー?と思っていたのですけれど、かつて栃木が舞台になった作品を一度も観たことがない私は、物凄く疑いました。「最も印象の薄い県ランキング一位の栃木が映画の舞台になるわけがない」と。が、ストーリーが進むうちに「栃木感」が否めなくなってゆく。
北関東県民と東北県民にしか分からない方言の違い。「これは北関東弁だ」感。
ならともかく、
栃木・茨城県民にしか分からない方言の違い。「これは栃木弁だ」感。
これは、凄い。
相当練習したんだろうなぁ。
こんなに忠実に栃木弁を表現していただけるなんて、嬉しい限りです。
観て良かった・・・
最近、ポニーとシェイクを飲んでいた時(シェイク?シェイクて)、ポニーに「よくかんまさねえと吸えなかんべ」と言ったら、ポニーに「訛ってる」と指摘されました。
「そっか。よくかんまさないと吸えないでしょ、だね」と言い直したら、ポニー大笑い。
「違う違う。かんます、が訛ってるんだよ」
えーーーッ!!
知らなかった・・・。
そして、ポニー。
「そういえば、あんた前にブログで『のざえる』って書いてたじゃん?」
「そうそう、のざえるも方言らしいね。でもちゃんと『えづく』の意味です、って注釈入れたよ」
「それがね、えづくも方言らしいんだよ」
えーーーッ!!
知らなかった・・・。
嘘ぉ。言いますよね?えづく。せめて関東弁だよね?関東弁?関東弁ってなに?パニック!
ともかく。東京に出てきて10年。かんます、のざえると言うたびに「あの子訛ってんなぁ」と思われていたのか・・?
ショッキングです。
今後仕事場などで私と話す機会があるみなさん、もうそっと見守らないでください。
訛っていたら、教えてください。
ちなみに、かんます=かき混ぜる、のざえる=おえっとなる、の意です。

久々にテレビブロスを読んだら、松尾スズキさんが私のことを書いてくれていました。
もう、ほんと嬉しいことを言ってくださる。
松尾さんは、数少ない友達の一人であり、また最も好きな作家、演出家の一人なので、そんなかたがああいう風に書いてくださると自信になります。
俳優側は、よーいどんの合図で飛び出した瞬間、演出のかたにTシャツの裾をぴっと引っ張られる感覚になることがよくあります。これは、正直ストレスになります。が、松尾さんはとにかく「走り方見せて」と一回野放しにしてくださって、その上に、例えば走り方が変なら変でも、そのフォームを生かしてくださるので、演出をされていて気持ちがいいのです。だから突然「若菜ちゃん、馬で登場してみて」とか「そこで、ニワトリ」とか理解不能なことを言われても、理屈じゃない信頼と心地よさをすでに感じている私は「はぁい」と言って「コケコー」と叫べるのです。
そして、私は松尾さんの本をほとんど持っているのですが、芥川賞にもノミネートされた「老人賭博」という小説。小説を読んで声を出して笑ったのは、雫井さんのクローズドノートのある一つのくだりと、太宰作品以外では記憶にありません。というか老人賭博ほど、ゲラゲラ笑ったことはないです。が、一方で心臓がキューってなっているから、もう読んでて収拾がつかなくなりました。笑える爽快感と、泣ける余韻が混ざる、松尾ワールドに魅了されっぱなしの私なのでした。

皆さん、マザーの感想ありがとうございます。
現場は女性キャストが多いですが、撮影スタッフは男性が多いので、父性というか包容力に支えられている不思議さ。
キャストの先輩方、スタッフさんの胸を借りながら台詞を言える環境があることに感謝を。

皆さんはいかがお過ごしですか?
私は5月が一年で最も元気な時期なのですが、先日、ひどい頭痛に見舞われました。そして、寒気はないけれどなんだか体が冷たい。熱を計ると、35,6度。平均36,4度の私には低すぎ。怖ッ。そういえば、数日間誰とも話していない。シックスセンス状態だったらどうしよう、と随分焦りました。が、すぐに病院に行ったら平熱に戻ったので安心安心。
5月病の季節です。
環境の変化などもあるかもしれませんが、これだけ天候が安定しないと、心にきてしまうかたもいらっしゃるでしょう。
気圧のせいです。
あなたのせいではありません。
だいじょうぶ。
雲が出てきたら「あら、また来ちゃったの?よく出てくるね」と。太陽が出てきたら「いらっしゃい。待ってたよ」。雨が降ったら「ごめんね。気分が下がるのあなたのせいにさせてね」と。
ジャイアンリサイタル。
気圧の変化は、ジャイアンみたいな人がリサイタルを開きにやってきたんだと思えたら少し楽かもしれません。でもジャイアンは悪気はなくて、みんなに喜んでもらえると思ってる。心よく聞いてあげられればいいけれど、そんなわけにもいかない。でもジャイアンはみんなが耳をふさいでも別に怒らない。なら上手い耳のふさぎ方を。
気圧も「俺いるよ」とアピールしているだけかもしれません。
そう考えたら可愛く見えるかもしれませんね。
「しかたないなぁ」
と、塞ぎ込みから、受け入れに変わるかもしれません。
私も基本的に気圧の変化には敏感なほうで、雨が降る前や気圧が激しく変わるときには憂鬱になりがちです。ただ、人に言ってもなかなか理解を得られません。
「天気なんかに負けるな」
と言われます。昔は「あー情けない」なんて余計に落ち込んだりもしましたが、人には得意不得意があります。
ある人には「たかが天気」でも、ある人にはそうじゃない。
今、私は「いやー、私天気に弱いんですよ」とあっさり負けを認めるようになりました。「たかが」と思える人に負けたんじゃない。天気に負けただけ。弱いからとかダメだからじゃない。単なる不得意ジャンル。そう思ったらだいぶ楽になりました。

明日は皆さんが、少しでも楽~な気持ちで過ごせますように。
良き一日を


ごきげんよう