酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-090517_2100~02.jpg
前回の“お答え”に「好きなアーティストに安室さんが入ってなかったよ」
という内容のプチメを頂いて、八ッとした酒井です。
私としたことが・・。

前回、好きな芸術家についてのくだりで、ピカソとダリを挙げた私。
ほんの少し前までは、ゴッホが好きだと言っていました。
もちろんゴッホは好きです。
でも、「好きな画家は?」と聞かれて「ゴッホ」と答える度に、ほんとかよ、と心の声が私を茶化していました。
私ね、姉がいるんだけれど、姉が大のゴッホファンなのね。で、私も影響を受けて、興味を持って、関連書籍を読んだりはしてたの。でね、好きな作品も確かにあるんです。
でも、「当たり前にゴッホの絵が好き」ではないんですね。なにが好きかというと、ゴッホに纏わるエピソードなんです。もっと言ってしまえば、ゴッホよりもテオが好きなんです。
だから、本気のゴッホファンに失礼な気がしてきましてね、言わなくなったんです。
なんていうの、本をあまり読んだことのない人がダヴィンチコードを、映画を観たことがあまりない人がショーシャンクの空にをとりあえず抑えとく、みたいな、あんな感じの匂いを自分に感じてしまったんでしょうね(本気のダヴィンチコード、ショーシャンク好きな人まで軽く見えちゃうみたいな感じ?)。
でもゴッホの作品の実物を見たら変わるかな。
例えば、レオナールフジタに対しても、おんなじ恥ずかしさを感じていたんだけど、作品を目の当たりにした時、例の乳白色の美しさに呆然として、「あ、やっぱりフジタ氏好きだ」って思った経験もあったんです。
だから、本物の作品を観てから、好きだと言いたいの。
堂々と、言えるようになりたいのです。

んー。
何が言いたいか全然伝わらないね。
ま、いっか。
芸術家には、必ずといっていいほどの強烈なエピソードが残っています。
圧倒的な作品を打ち出す人に、圧倒的なエピソードがついてきたら、最強だ、っていう話。
え?
違う気がする・・・。
何が言いたいのかさっぱり分からなくなってきちゃった。


私が過去にやっていたブログや「こぼれる」のあとがきなど、時々出てくるある尊敬している友達。
以前、その友人に「好きな画家はいる?」と聞いたことがあります。
友人は、「ノーマン・ロックウェル」と答えました。
私はその画家を知りませんでした。
友人は、コーラとかミスドの絵を描いてる人、と説明してくれました。
あー、あの男の子の絵とか描いてる人か、と酒井理解。
(確か、サンタクロースを赤と白で描いた最初の人。コーラのカラーだからって。あれ?たぶん)
そして、あの絵が好きだという友人の感覚がさっぱり理解できない私(失礼ね)。
でも、友人の話を聞いていくうちに、ロックウェル氏とその絵にぐんぐん興味がでてきました。
なんか・・優しい。
と。
そして昨夜、テレビを観ていたら、ロックウェル氏の特集が放送されていました。
感想は、
すごく・・優しい。
絵って、動かないでしょ、あったりまえだけど。
でもね、前後のストーリーが見えてくるの。
物語みたいなの。
その物語のいっちばんあったかくて微笑ましい瞬間を切り取ったのが、ロックウェル氏の絵たち。
絵を見ただけで、ほっこりしたり、吹き出したり、私そんなの初めて経験しました。
なんていうの。すっっごい感動する3時間くらいの映画を、一瞬で観ちゃった感じ。
かと思えば、悲しさと強さを兼ね備えた作品もあったり。
もう酒井さん、完全にノックアウトです。
思い切って言っちゃいます。
私、ノーマン・ロックウェル、好きです!
そして、ロックウェル氏が好きだと言った友人のことを、また更に大好きになって、「なんて素敵な友人を持ったんだ」と感激してしまいました。

写真は、ロックウェル氏の画集。
大きいサイズが欲しくて、本屋を探し回ってきました。

心がほくほく。
嬉しいなぁ。

あ、あと、昨夜ダライラマ氏の本を読みました。
こちらもやっぱり、ほくほくしました。

映画は、最近ではベッドサイドストーリーとマーリー(犬の話)がほくほくしました(多分もう上映してない)。
スラムドッグミリオネアは、ほくほくはしなかったけれど、すんごく面白かったです。

そんな感じです。
なんか、ふわふわしたブログでごめんなさいね。
ノーマン・ロックウェルをご存知ないかたには、全くわけの分からない内容になっちゃいましたね。
ごめんね。

みなさんは、好きな画家はいますか。
尊敬している人はいますか。

それでは、明日も楽しい一日を過ごせますように。

ごきげんよう。