酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-090426_0042~01.jpg
ドブにハマりましてね。
「お疲れさまでしたー」って言った瞬間、ドバッと落ちましてね。
びっくりしました、ほんとにもう。
20年振りくらいかね、ドブにハマるの。
大人になっても落ちるんだね、ドブ。
みなさん気をつけて。
さ。
情報解禁。
今週木曜日、フジテレビのBOSSというドラマに出させていただきます。
今回の撮影は、感動の連続でした。
台本を読んで「お、面白い」と感動し、スタッフ表を見て「知ってる人ばっかりだ」と感動し・・。

撮影前の衣装合わせの時のこと。
知り合いの助監督(AD)I氏に遭遇。
酒井さんの頭の中は「???」。
だってそのかたの名前はスタッフ表に載っていなかったから。
私の第一声は「なんでいるの?」(←ひどいね)。
I氏「なんで、って?」
酒井「え?台本に名前載ってなかったですよ」
I氏「え?」
酒井「え?」
I氏「え?」
酒井「え?」
そこに頼れる姉さん、S氏登場。
S氏「若菜ちゃん、台本もう一回見てみようか」
酒井、ぺらぺら台本を捲って再確認。
酒井「うん、やっぱり助監督さんのとこに載ってない。ところで、このIさんって監督、私初めてなんですけど・・って、え!!!」
I監督・・I監督?

ぅおっ!!

酒井「もしかして、このI監督って、石井さん!?」(あ、名前言っちゃった)
そうなんです。I氏、いつの間にか監督になっていたんです。
ビバ昇進。
酒井感激。
ただでさえ衣装合わせの場が知り合いだらけで嬉しかったのに、こんなサプライズがあるなんて、びっくり仰天です。
良かったねー、良かったよー、とぐっときていると、今回のプロデューサー、つまりBOSSのボスが登場。
感極まって思わずうるうる。
なんで感極まったかって?それはオンエア後に書きます(そのエピソード、間違いなく長いから)。
まぁそんなこんなで始まった、わずか一週間の撮影。
めちゃくちゃ楽しかったし、めちゃくちゃ緊張しました。

そうだ、こんなこともありました。
監督のI氏のことを、ずっと石井さんと呼んでいたんだけど(あ、また名前言っちゃった)、一回くらい「監督」と呼びたくて、でもすっごい恥ずかしくて呼べなくて、「今日は呼ぶぞ」と心に決めたある日のこと。
大した用もないのに近づいて、ちょっとすましたふりしながら「あの、監督」と呼んでみたの。そしたらその瞬間、顔からボッ!て火が出た。
火傷するかと思った。
ビバ小心。
でも呼べた。
偉いぞ、私。
ビバ自画自賛。

そして、レギュラーキャスト・スタッフのみなさんもとても素敵でした。
それにゲスト出演組もみなさん素敵でした。私が一度でいいから共演してみたかった金井勇太さんの演技を運良く間近で見ることができたのも嬉しかったです。中村ゆりさんの美しさには、失神するかと思いました。さらに親友川村亜紀ちゃんも出てるというこれまた嬉しい偶然が。
いいことずくめだ。
裏話はまだまだたくさんありますが、やっぱり大事なのは表。
みなさんに楽しんでいただける作品になっているかが大切ですよね。
私もまだ観てないけれど、きっと面白いからぜひ木曜22時からはフジテレビをご覧になってください。
そして、23時からはBS朝日でひとつお願いします。7万人探偵二トベの2話が放送されます。こちらは比較的初めましてのかたが多いのだけれど、スーパー人見知りの私には珍しく、100%楽しんで撮影できています。明日でクランクアップ、寂しいなぁ。
そんなわけで、慌しい数日を送っていた私ですが、今日はそんな日々とは真逆に、誰とも話さずに一日中富士山を見てたら日が暮れる、というずいぶん呑気な時間を過ごしていました。
こういうギャップのある生活、私、好きです。
でも今年はずーっとだらだらしていたからなぁ。なんか、ぐにゃぐにゃしてたもん。
どのくらいぐにゃぐにゃしていたかというと、例えば私の体が15センチくらいだったとしますね、それで誰かが私の腰の辺りを親指と人差し指でひょいとつまんだら、べちゃ、って頭と足がくっつくくらい、それくらいぐにゃぐにゃしてました。左右に振ったら、アメリカンクラッカーみたいで楽しいね。
楽しくないよね。
まぁそんなことを考えるくらい平和にだらだらしてました。
だから、二つのドラマを同時に撮影したことは、ぐにゃぐにゃ酒井にはとても刺激的でした。
幸せ。

てなわけで。
みなさん、たくさんのメッセージありがとうございます。
楽しい毎日を送ってらっしゃるかたが多いようで、とても安心しました。
悩みを書いてくださったかたもやはりいらっしゃいましたね。鬱病のかたもいました。
だけど、以前やってたブログの読者のかたもそうだったんだけど、ほんとに悪口言わないですよね、みなさん。
ほんとにかっこいいです。
そりゃ全部自分の心に閉まってたら、しんどくなりますよね。
でも徳川家康が言ってたよ。
人の一生は、重き荷を(背)負うて遠き道をゆくがごとし 急ぐべからず
って(偉人に頼りましたが、あしからず)。
天下とった人だってこんなこと考えてたんですね、不思議ね。
いや、「みんな一緒」「誰もが悩んでる」「あなたより辛い思いをしている人もいる」なんてばかなことを言いたいわけじゃありません。
生意気ながら言いたいのは、もし今、鬱子さんや鬱男さん(あだ名ね)が自分を卑下してしまっているのなら、それは、ちょっとだけ間違えているかもしれません、ってこと。
私は、病気や悩みを全身でしっかり抱えている鬱子さん鬱男さんを、すげー、と思っています。
だから、自分なんて、って思わないでください。
私、パワー貰っちゃって、すっごく感謝しているんだから。
近いうちに、泣き笑いできる日が、そしていつか、笑い泣きできる日が、必ずくるから、だいじょうぶ。
ぜっっったい、だいじょうぶ。
明日、ニッと笑えるかもしれないですし。ね。
(八ッ、日付変わった)。
私は、ニッて笑って撮影してきます。
良き一日を。

ごきげんよう。