学生の頃に東京都写真美術館で作品を目にした時から

訪れてみたいと思い続けてきた

「植田正治写真美術館」に

ようやく足を運ぶことができました。

鳥取の伯耆町「岸本駅」にあり、

なかなか行きにくい場所なので躊躇していましたが、

出雲神社への参拝もからめて旅行を計画しました。

 

鉄道の手配については

ピアノの生徒様のお父様が大変知識が豊富でいらっしゃるので

お尋ねしてみましたところ、

驚くほど子細に調べてご提案いただき

感激してしまいましたお願い

おかげでお得なチケットを入手することができました。

 

 

美しい稜線を描く大山がすぐそばに臨める場所に

美術館が建っています。

植田氏が作品を生み出されてきた土地で、

美術館に収蔵された作品たちを

存分に味わうことができました。

やはり鳥取砂丘を背景として

被写体となる人物を直線的に並べて撮られた作品群が、

私にとっては「植田調」であり、

ずっと心の中にその陰影を残し続けています。

美術館も洗練されたシャープさを感じられて、

植田作品を飾る箱として最大限の魅力を発揮しています。

 

またいつか来ることがあるかな。

来られると良いな。

 

交通手段として使った「やくも」に乗るのも

なかなかない経験でおもしろかったです。

落石が多くてすぐに止まってしまう路線のようで、

思いがけずも1時間半ほど岸本駅で待ちました。

 

これも、経験。