パリへの往復、エールフランス内でずっとヘビロテして
聴いていたのが、
ラン・ラン「Piano book」と
アリス=紗良・オット「Night Fall」。
どちらも珠玉の小品曲を集めたもので、
私の好みにとても合った作品です。
帰国してから、そういえばこのCDをプログラムにした
コンサートを昨年びわ湖ホールで開催されていたな、
と思い出し(行けばよかったー)、
今年はどうなのかと調べてみましたところ
ちょうど約1か月後にフェスティバルホールで
新アルバム「Echoes Of Life 」のコンサートが
開催されてることを掴みました♡
チケットサイトに行くと
なんと前から8列目中央の席が取れるタイミングで、
これは行けと言われている!と解釈し
超良席を押さえることができました。
前回に引き続き今回も映像との
コラボレーションプログラムなので、
映像も良く見える席が取れたことに幸運を感じます。
ショパンのプレリュード全曲演奏の
間に挟まれる7名の作曲家たちによる作品。
不思議なことにこのように再配置された
プレリュードを聴くと、
ショパンの曲も現代曲かのように心に届きます。
モーツァルトやベートーベンとは明らかに異なり、
現代曲にも近づいてくるロマン派の時代を生きたショパン。
武満徹氏のインタールード時には
無音・暗闇の静寂があり、
五感が研ぎ澄まされました。
アリス氏の仄暗く静謐な感性に私の心も共鳴し、
演奏していく中で守るべきものを示してもらったかのようです。
今回初めて彼女のコンサートに伺って驚いたのは、
普段のクラシックコンサートではお見掛けしないようなタイプの
おじさまたちの多さ笑
中には演奏中は寝ている方もいて、
お客様もさまざまだなと。
聴衆あってのプレイヤーなのでどんな方が来られても
良いとは思っていますが、
あんまりアイドル扱いはしないで欲しいなぁ