エチュードには美しい曲がいっぱい。
エチュード(練習曲)というと
テンポを守ってただただ音符を追っていくだけのもの、と
捉えられがちですが、
子供の頃から指導していただいている
井上まゆみ先生のおかげで
曲と同じように音楽的に美しく弾くことを
大切にしてきています。
練習曲を多く残してくれた カール・ツェルニーにも
名曲がたくさんあり、
練習曲だけのコンサートも開催できるな、と思っています。
こちらのクラーマー=ビューローにも
それはそれは美しい曲たちが載っていて
(しかも指さばきはめちゃくちゃ難しい)、
次はどんなきれいな旋律に出会えるのかと
譜読みが楽しい1冊です。
ヨハン・バプティスト・クラーマー氏が作曲した
84曲のエチュードを、
ハンス・フォン・ビューロー氏が曲順や運指などを
編集し直し60曲にしぼったものが
「クラーマー=ビューロー60」です。
私が生徒さま達にレッスンする際にも、
「ツェルニーには古典派をなめらかに弾く為の
テクニックがつまっているので、
きれいに美しく演奏してね」
とお声がけしています。