風格と気品を供えたヴィルトゥオーソ、

ミシェル・ダルベルト氏のピアノリサイタルへ。

 

 

 力強いフォルティシモをあんなに美しく繊細に

響かされることに驚きました。

ものすごいフォルティシモなのに耳にうるさくない。

ピアノ全体が鳴り響いていました。

 

 ベートーヴェンop.111-2ではまるでジャズを弾いているかの

ように拍を取られている箇所があり

その解釈に惹かれました。

後日楽譜で確認してみるとこちらの箇所。

(私もトレースしてお勉強)

 

 

極上のピアノの音色に包まれ心が満たされました。

予定ではフォーレのノクターンを2曲(9番と13番)と

あったのですが、直前に1曲(13番)に変更されました。

できればいつかオールフォーレなど、聴けたら幸せです照れ

 

終演後にはサイン会も開かれて、

ながーい行列ができていました。

私は参加せず見守っていただけなのですが、

すぐお側で普段のお姿を拝見できて

得した気分で帰路につきました。