丸レッド突然ですが、6年前(笑)の乳がんの治療記録の続きをニヤニヤ汗

長年ほったらかしになっているので、自分の記録として、

あと少しだけ書いて締めたいと思いますあせる

(ほんと今更・・・(笑))


治療記録の目次



(これまでの流れ:2017年3~4月の話)

左胸上部を部分切除し、退院後は酷い内出血に悩まされていましたが、同時に術後の回復がイマイチでした。

そのうち、傷口が赤みを帯びてきて、パンパンに腫れて、縫ったあたりから出血がガーン

病院に行くと止まり、その後数日は出血もなかったのに、どんどん傷口周りの赤みが濃くなり腫れていき、運命の日の朝、胸から大出血。覚悟を決め、病院に向かうのでした。


(⑤運命の朝左矢印)↓この記事の続きです。



2017年4月10日(月)

母と電車で待ち合わせをして、

病院に到着。


出血防止のため、胸の傷口には家を出る時に、

処方されていたオプサイトという大きな絆創膏のようなものを貼り、

その上から生理用ナプキンや脱脂綿を貼り付けて来ていました。

診察前にトイレで、ナプキンと脱脂綿は取り外しましたあせる


この時も、出血がじんわり続いているのがわかりました。


はぁ。。。


ため息と同時に、再手術の覚悟を改めて決めました。



そして、診察室へ。


先生が、傷跡の縫い目からたら〜っと出血しているのを確認して、

「ああ、出てきてるね。今日、この後手術しよう!」

と。


そして、内線でどこかへ電話。

「局麻、1部屋空いてる?」

と。


私は、「局麻、ああ、局所麻酔のことをキョクマって略すんだ〜」と思いながら、

恐怖と諦めでボーッと聞いていました。


先生は、

「入院しても日帰りでもどっちでもいいよ!」

と言うのですが、日帰りだなんてとんでもないえーん


もうこの出血騒ぎで、私のメンタルは完全にやられていたので、

自分を最大に甘やかそうと決めていました。


「1泊入院させて下さい。準備もしてきています。」

と、お願いしました。


ちょうど部屋も空いていたようで、

その後しばらく待って説明を軽く受けてから、入院棟へ案内されました。


手術だと思っていたから朝ごはんは念の為食べておらず、お腹がすいてたまらなかったのを覚えています。

でも、やはり昼ごはんも食べないように言われ、

空腹でどうにかなりそうでした。


病室が空いていてほっとしたのですが、

今回の入院初日の担当看護師さん、

ちょうど2か月前に辞めた最低最悪な会社の、

話が全然通じなかった人事担当者と、

笑えるくらいにとっても似ていて、びっくり


看護師さんは、いい方でしたニコニコ


化粧を落として、手術着に着替えるよう言われ、

しばらく待って、手術室へ呼ばれました。



全身麻酔じゃないから、事前の点滴ルート確保はなし。

手術室ゾーンの入口で、メガネは母へ渡し、

ついこの間と同じように、

氏名や手術の内容の確認がされ、

手術室へ入っていきました。


前回は、手術台にふかふかした毛布のようなものが敷いてあって、とっても温かかったのですが、

今回は、むき出しの固い台タラー


若い手術担当看護師さんが2人、

優しく声をかけてくれながら、私が台に寝るとテキパキ準備をしていました。



そこへ、主治医登場。


台の上で顔を横に向けて、先生が入ってくる姿を見たのですが、

めっちゃ楽しそう〜ルンルンルンルンルンルン


診察室のいつもの姿とは全然違って、

満面の笑み(いつも笑顔なのですが、それ以上)。


ワクワク感が伝わってくるくらいに、

なんなら、リズムに乗ってるかのように、

足取りも軽くて、

外科の先生って、本当に切ったり貼ったりするのが好きなんだなぁと改めて感じました。


左手を本当は上にあげなきゃいけなかったようなのですが、

その頃はまだあげることができなくてショック

すると、そのまま横にのばしたままでいいと。


助かりました。


が、左手の指先が、先生の太もも(多分)に当たってしまい、

それはそれで気になりました(笑)


手術中に見えないようにするためか、

顔の下あたりにコの字型の金属のバーのようなものが首をまたいで置かれ、

その上に緑のシートがかけられました。


そのシートがちょっとズレていて、気になったのですが、

そのまま始まりましたあせる


先生が、

「ちょっと写真を撮らせてね。」

と言って、私の出血する胸を撮影。

何かの資料に使うのかなぁと思いながらも、

知らないところで私の左胸が人の目に晒されるんだなぁと、

複雑な気分でした。


そして、「麻酔の注射をするので、これだけはちょっと我慢してね。」

と。


これが恐怖でした。


が、不思議なことに痛くなかったのです滝汗

緊張していたからなのか、

それとも、

最初の手術の後からずっと胸の感覚が鈍くなっていたのか。


とにかく痛みがなかったのでほっとしたのですが、

同時に、麻酔が本当に効いているのか、

恐怖が押し寄せてきましたゲロー


でも、あれこれ考えているうちに、

処置が始まっていましたニヤニヤ


先生が始める前に看護師さん達に、

「ガーゼを大量に用意しておいてね」

あせる


そして、最初の手術で切ったその傷口を再度電気メスで切り始めました。

(どこかのタイミングで、電気メスを使うからと何か握らされたような記憶があります。何だったかなあせる


そして、恐らくガーゼで私の出血を吸い取っているようでした。グイグイ押されたので。


その後、「洗うからねー」と言われました。

その時に一瞬ヒリッとしましたが、大丈夫でした。


「今からしっかり縫っていくのでもう少し待っててね。」と言われ、

再度傷口を縫われました。ここで結構時間がかかったような気がしています。


そして終了!



私は最初緊張で心臓もバクバクだったのですが、

先生と看護師さんたちのやり取りが和やかで、

アットホームな雰囲気だなぁと途中から少しだけ気が楽に。


そして、こんな経験は滅多にないので、

リアル医療ドラマの気分で、しっかり見て聞いておこう!と思いながら、天井を見つめていました。



終わってから、看護師さんから「歩きます?それとも車椅子にします?」と聞かれたので、

即「車椅子でお願いします!!!」

と。


手術台から降りて、手術室を出る際、

部屋の片隅に、真っ赤な血で染まった大量のガーゼが、

山積みになっているのが見えましたニヤニヤ汗汗汗


ヒィ〜。。。


部屋に戻り、ぐったり。

でも、あれだけパンパンに腫れていた胸が、

へこみ、軽くなっていましたキラキラ


体も心も身軽になった気分でした。



そして、心配していた母には大丈夫だからと帰ってもらい、

経過を話していた友達や先輩に、またメールしまくりました。(←迷惑な話)



その後、とても嬉しいことがありました。


続きます。


右矢印⑦感謝)