(③傷周りの不穏な赤み左矢印

(またまたすっかり放置していた、この治療記録シリーズ。ぼんやりしていたら、本当に1年が過ぎてしまいそうなので、またちょくちょくアップします。気まぐれで読みにくくてごめんなさい。最初から読んでやるよ!という心の広いお方は、治療記録の目次へどうぞグッド!)

星前回までのあらすじ
職場のストレスで全身に刺すような痛みを感じていた頃、たまたま見つけた左胸上部のしこり。乳がんと告知され、痛みに怯えながらも、部分切除の手術を終え、退院。しかし、その後術側の左胸に広がる広範囲の内出血と、傷痕周辺にじわじわ広がりはじめた、内出血とは別の赤みに不安を覚える日々。そして、いよいよ手術で取り出した私の腫瘍の病理結果の発表の日を迎えます。。



2017年4月3日

先生に会える(診てもらえる)のは嬉しいけれど、腫瘍の病理結果発表を聞く恐怖と、日に日に気持ち悪くなる胸の見た目への落ち込みが混ざり合って、吐き気が強くなっていきました。

こんなことなら、手術前にもらった安定剤デパスを飲んでくればよかった…そう思いながら、病院で順番を待っていました。

心配性の母が付き添ってくれたので、待ち時間に話せたのはよかったけれど、母はやっぱり年のせいか「今ここでそんな話する?」というような、混乱させる話をしてくるので、ちょっとイラッとしたり…(悪い娘ですね。でも、不安と恐怖MAXだったので仕方ないです。)


名前を呼ばれ、診察室に入って退院後初の先生の笑顔を見たらホッとしたけど、結果が怖くて泣きそうになっていた私。
先生、なぜか「ニャーニャー」と言いながら笑わせてきて(吹き出した私)、
「抗がん剤はしなくていいよー」
と。

「ホントですか?」えーん
まずはそこでホッと肩の力が抜けました。

先生曰く、
・しこりは10×7mm
・断端陰性(切り口にがん細胞はなかった)
・草食系のおとなしいタイプ
・転移もなし
・センチネルリンパ節生検の結果もゼロ
・ホルモン治療のみ(タモキシフェン服用のみ)
    5年間、薬を飲み続けること。
・5月の連休明けから放射線治療を、毎日5週間通院で。  
今より太らないように。

以上が結果発表と注意事項でした。


※ちなみに、よく皆さんが書かれているような、細かい項目や数字などは全く示されませんでした。私はその頃そういう細かな項目があることすら知らず、先生のこのわかりやすい診断で納得していましたが、しばらくたって、同病の方のブログを読むようになって、自分の詳しい病理結果を知らないことに気付き、聞いたほうがいいのかなと悩みました。

ある時、検査の頃から相談にのってもらっている先輩二人(同じ主治医)に聞いたら、二人とも詳しい数値などは見たことないと。でも、「先生にお任せして信じてたら大丈夫よ!専門なんだから!」と言われ、私も詳しく知ると小さなことまで気になってしまいそうで、このままでいいか口笛と思いました。

というわけで、増殖率だとか細かなことはさっぱり知りません。
草食系らしいので、好みのタイプでよかったわニヤニヤ


気になっていたことも、聞いてみました。
「あ、あの、、、お、お腹に注射はしますか?」
「しないよー。」

はぁ。。。よかった~えーん


写真も見せてもらいました。私のしこりを取り出す前の、胸を切り開いた中の様子。
もっと血なまぐさい感じかと想像していたら、乾いた鶏のささ身に成長不良な真珠がのっかっているような絵柄でした汗 それも、なんだか不安定に乗っかっていて。。。
その所在無い感じになんだか拍子抜けあせる

それにしても、しこり、
ダイヤモンドではなく、真珠だったな(笑)
(勝手に自分のしこりはダイヤモンドをイメージしていたのでニヤリ 理由はここで書いてます。)


さて、発表を聞いて落ち着いたところで、傷痕の診察。病理結果もさることながら、こっちの赤みや内出血も不安でいっぱい。

傷痕周辺に数日前から出てきた赤みを見せると、先生が
「あぁー。たまにいるんだよね。。退院してしばらくしてから中で出血するんだよね。。
でも、大丈夫!そのうち吸収されるから!」

吸収されるのか。よかった。。。笑い泣き

そして、左胸下半分から右胸の左側まで、内出血で気持ち悪い色に変色している様子も診てもらいました。
「これも、時間はかかるけれど必ず吸収されるから!大丈夫だよ!」

そうなのね笑い泣き
時間、かかるよね。。。
でも、吸収されるならよかった。。。

そして、他に質問事項を紙に書いていたので、見せながらお尋ねしました。

・傷の周りのかゆみはこのまま何もしなくて大丈夫?右矢印大丈夫。
・手術した側の脇のお手入れにカミソリ当てても大丈夫?それとも電動シェーバーとかの方がいいのか?右矢印カミソリでOK。
などなど。。


そして、痛み止めを出してもらって、終了。
次回もう一度診察受けてから放射線治療へと進むようでした。


診察室を出たら看護師さんから、今後の検診のスケジュールの説明がありました。わかりやすくて助かりますが、気の遠くなるような先の先のスケジュールまで書かれてあって。。。

改めて、切って終わりではない、癌という病気のしつこさ、厄介さを再認識させられましたチーン


乳腺外科を出たら、歯科へ。
全身麻酔手術前後の診察最終回でした。
またまたかわいい女医さんハート
ほんとに癒される~照れ


ただ、病院を出る頃にはなんだかぐったり。
とりあえず、体への負担が割と少ない治療法のような気がしたので、これからの第2の人生を頑張ろう!そう思いながら病院を後にしました。
一緒に結果を聞いていた母も少し安心した様子でした。

その後、母と近くのお店でお昼を食べ、入院日から休んでいた会社へ向かいました。


右矢印仕事を辞める