(②日々広がる内出血左矢印

2017年3月31日〜4月2日

退院して5日目のこと。
何気なく、その頃癖になっていた傷周りチェックをしようと首元から服を引っ張って、上から傷周りの様子を見てみたら、傷口を覆っているガーゼの周りの皮膚がなんとなく赤みを帯びているのがわかりました。

なんだろう?ガーン

それまで、左胸の下半分から脇にかけては、おぞましく赤黒い内出血でしたが、しこりを取り出した傷口は胸のかなり上なので、当初からの内出血の勢力は及んでいませんでした。

昨日までなかったはず。お風呂に入る時も気にならなかった。

腫れているようでもないし、この赤みは、他の内出血の色とはまた少し違うような気がする。。。

ただでさえ広範囲の内出血でかなり気持ちが萎えていたので、その日は深く考えないように、見なかったことにしました。


そして、翌日。実家から自宅に戻る日。
なんとなく気になって、朝から洗面台の大きな鏡の前で服を脱ぎ、傷を覆っているガーゼの周りを見てみると…

傷周りの赤みが昨日より広がっているガーンガーンガーン


そんなに広くない私の左胸なのに、
下半分は、どす黒い内出血に覆われていて、
上の方では別の赤い染みが広がっている。。。


私の胸はどうなるんですか?
えーんえーんえーんえーんえーんえーんえーん


急に心臓がバクバク。
これはまずいのでは、という気はするけれど、
いやいや、大げさかも。こんなの手術後よくあることでは?と思い直してみたり。

もう、手術後のスタンダードな姿がわからなくなってきました。

ちょっとググってみたら、術後たまにみられる合併症の一つらしくて、血腫などとも書かれていました。場合によっては再手術も。。。と。

再手術ゲローゲローゲローゲローゲロー

いやいや無理。もう勘弁して。。
それはもっと状態が悪い場合で、私はまだ赤み程度だから大丈夫よね滝汗滝汗滝汗

必死で、頭から怖い妄想を取り払いました。

その日は土曜で、手術を受けた総合病院の外来は休み。
もうこうなったら、本当に週明けの診察であわせて聞く方がいいなと思って、諦めました。

自宅に戻っても、胸の様子が落ち着かないので、
何をしても気持ちが落ちていき、なんでこんなことになってしまったんだろう。。。と、不安と恐怖が広がるばかり。

とにかく、月曜には先生に診てもらえる!
全部、大丈夫なのか聞いてみよう!!

ただ、
今度の診察はそれだけではありません。。


私の腫瘍のタイプの結果発表と
今後の治療方針の決定。


増殖しやすいタイプなのか。
抗がん剤はしなきゃいけないのか。。


聞きたくない。けど、聞かなきゃいけないチーン

切って終わり!じゃないこの病気の厄介さを、この頃になってしみじみと痛感しました。

病院に行く前日、同病の先輩の一人と電話で話していたら、「そういえば、私はお腹に注射したわよー。昔の話だから今もあるのかしら。」と聞き、びっくりガーンガーンガーン

お腹に注射とか、
ビビリの私には絶対に無理えーんえーんえーんえーんえーん


その夜はあまり眠れませんでした。
お腹の注射も結果発表も、内出血も、傷周りの赤みも、全部怖すぎる。
私は病院や検査が苦手なんだってば!
怖くて怖くて今まで行けなかったんだから。。。えーん


布団に入って、いろいろ考え始めたら、
涙が止まらなくなってきて、
しばらく一人で布団をかぶって泣きました。

夫の前では強くありたかったので、気持ちよく寝ている人に聞かれたくなくて、声を殺して気が済むまで泣きました。


そして、いよいよ翌日、午前中は病院へ。
病院の後は、入院日から休んでいた会社にも行くことにしていました。