脚本家の大石静さん好きということもあり、↓のこのドラマを初回から観ています。

 

 

ええ、バリバリのラブストーリーだと思います😅(少女マンガ誌で編集者修行時代を過ごしましたので、胸キュンのラブストーリー好きですが!)

 

が、設定に特筆すべきところがあります。

主人公たちがそれぞれ、産婦人科医と遺品整理士なのです。

 

文字通りの「生と死が交錯する現場」で働く主人公たちのラブストーリーを描きながら、同時にそこに命の誕生と終わりにまつわる物語も描き込まれています。

さらに、主人公の一人が聴覚障害者でもあるという・・・。

 

マーケティング的に言えば、人々の耳目を集める流行り?のフックを散りばめたような設定なのですが・・・、私が大石静さん好きな理由でもあるのですが、そんな今時の設定で且つ胸キュンのラブストーリーを描きながらも、さりげなく重要なメッセージが差し込まれているのです。

 

たとえば昨晩の放送では、終盤に対話のシーンが描かれていました。

自分の意見を強く主張する相手に対して、もう一人が問いかけるのです。

そして、問いかけ合いから、まるで反対の意見が自然と腑に落ちていく様子が描かれました。

 

意見の主張し合いだけでは、人はわかり合えない。

そして「問いかけ」とは、「質問」とも違う。

 

役者さんの演技力もありますが、この微妙な違いを描きつつ、大上段に構えないでさりげなく対話を描く筆力に、「さっすが〜〜!」と思わず呟いてしまいました。

 

ドラマに没入しつつも、違う目でもこの作品を観ていきたいと思います😊