昨年秋からSNSをゼロから学んでいます。
そんなわけで、個人のFacebookアカウントへ毎日投稿するようにしているのですが(それをこちらにも転載しています)、実は自分の中でマイルールを作っておりまして😅
それは、「短時間で書く」「短く書く」「(伝えたいことを)1つだけ書く」というものです。
一応、ものを書いてお金を頂戴したりもしていますので、書こうと思えばいくらでも書けてしまう・・・というか、特に私がテーマにしている分野は結構深いため、深すぎて書いている自分が溺れてしまう・・・ということもこれまでに何度か繰り返してきたくらいに、「長時間かかる」「長文を書く」「(複数ある複雑なものを)あれこれ工夫しながら書く」という具合に、SNSに対して私の書き方はまるで真逆にあったことがわかりました
なので、このマイルールは、個人的にはある種の筋トレのような感じなのですが。
でも、長い文章を書けないとなると、それはそれでフラストレーションが溜まってきます。根がおしゃべりな人間だからなのかもしれません
そんなわけで、本日はこちらに先に書き、その一部抜粋を Facebookに投稿させていただきます🙏
昨年12月に公開したこの映画を、先日遅ればせながら観てきました。
猫好きな方はすでにチェック済みでしょう。映画館の座席は7割ほど埋まっていましたが、(決めつけではありますが💦)猫好きかな?と思う人も多くいらっしゃいました。
脱線しますが、猫好きな人・・・私の周囲には何人もいますが、年齢やファッションなど全然違っていても、何か共通の空気感がありますよね・・・? うまく言えませんが😅
さておき、この映画は、可愛らしい猫がたくさん出てはきますが猫の映画ではなく、あくまでもタイトル通りルイス・ウェインという猫の絵で一世を風靡し、世界的に知られることになった画家、イラストレーターの実話です。
なぜ彼が猫の絵を描き始めたのか、なぜそれを生涯続けることになったのか・・・その中心にあるのが妻の存在でした。
この映画のキャッチコピーである「君とネコの思い出が、永遠に僕を守ってくれる。」という真の意味が心に沁みる感動作です。
(ここから先は、ネタバレは大丈夫かと思いますが、物語の内容に触れますので、気になる方は読まない方がいいかもしれません)
しかし、このメインメッセージから分かるような夫婦愛とは別に、私の心をわしづかみしたのが、ルイス・ウェインが生涯こだわり続けた「電気」のこと。
これについて、物語の最終盤で、ある登場人物との対話によってルイス・ウェインは「電気」についての自分のこだわりが、いわば再定義され、深く深く腑に落ちることになります。
そして、大変に美しいラストシーン。
涙が頬を伝っているのに気づかないほど、私も深く満たされていました・・・。
しかしここに辿り着くには、ルイス一人では不可能だったはず。ある登場人物との「対話」が、彼に気づきをもたらしたことは言うまでもありません。
その演出もよかった・・・・。壁の前で、その人物とルイスが並んで話すのです。
対話とは決して(比喩的に言いますが)「対面」で行うものではなく、二人して1つのことを見つめながら語り合うこと・・・まさにその通りに描かれていました。
さらに、当時のルイスの状態を思えば、そのようなルイスと「対等に」語り合える相手も本当に素晴らしい。
ルイスの対話相手であるその登場人物がどのような人間なのかも、ほんの少しのセリフのやりとりで伝わってきました。
私もこうありたいと胸に刻みました。
晩年のルイスの状態から、彼の作品へはまた別の評価があるようですね。
私はこの分野のアートが好きで、関心があります。そんな視点からもルイスの作品を見てみたいと思いました。