今日の東京はあまり天気がよくありませんでしたが、だいぶ秋めいてきましたね。
近所の公園のイチョウも黄色く色づいてきれいです
陽もあたって暖かな時間だと、小さなお子さん連れのご家族が写真やビデオを片手にイチョウの木の下で撮影会。
図々しくて恐縮ですが、私も遠くからその幸せを勝手におすそ分けさせてもらってます😅
そして……、どうかその幸せが長く長く続くように……と祈ります。
夫に先立たれた子どものいない50女になんて祈ってほしくないと思うけれど
でも、その幸せを手にしてないからわかるんですよね、それがいかに貴重で、奇跡的で、そして未来永劫変わることなく続いていく…ことはない、ということが……。
だから、どうかその幸せを十分に味わってほしい。
奇跡の時間をどうか大切にしてほしい。
そんな風に願っています。
……というような感じじゃないかな、ベンチのご老人も。
家族の方々は気づかないけれど、周囲のベンチには幸せそうな家族を眺めるご老人の姿もいつも見かけます
幸せというのは、過ぎてから本当の価値がわかるものかもしれませんね
本当の価値を知っているのもまた、幸せなことだと思いますが
と思いながら公園を歩いていたら、立派なイチョウの木に目もくれず、一心不乱に細い枝先の紫色の実を眺めている人を発見しました。
60代後半くらいの女性かな。
彼女がいなくなってから私もその枝に近寄って見てみました。
コムラサキという木ではないかしら。
とてもきれいな紫色の実を付けていました。
しかし、逆光でその実を撮影すると……
紫色がきれいに出ない！
でも、これまた、きれいな干しぶどう色……
これもこれで、趣があって私は好きです
イチョウの黄色のような華やかさはないけれど、葉の落ちた細い枝に実をつけている姿はなかなかです。
こんな風に、きちんと仕事をしたいなあと改めて思いました。
しかも、光の加減でまるで色が違って見えるのも好み。
わかりやすく「黄色！」とか「赤！」もいいけれど、「まあ、好きなように見てよ」という余裕も勝手に感じて、コムラサキ、気に入りました
ちなみに順光だとちゃんと「紫！（っていうか赤紫！）」です😅
そして、、イチョウの木に目もくれずコムラサキを眺めていた，名前も知らない先輩！
先輩のお陰で、コムラサキに気がつくことができました。
人の眼に触れないところにも、美しいものはたくさんありますね。
新しく知ることができてよかった。感謝です