【終】原始反射の統合の落とし穴 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
親も子どももハッピーになれる目からウロコの考え方や
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私が知る限りの情報をお伝えします

こんにちは!

 

こちらの記事の最終話です。

原始反射の統合の落とし穴

【続】原始反射の統合の落とし穴

 

 

どうやらTさん 息子さんを心配するあまりに 

いろいろなことを一気にやっていたようです。 

 

ブレインワークスの他に

(というかブレインワークスにも原始反射の統合は組み込まれてるんだけどね。。。汗うさぎ

 

原始反射の統合セラピーと 

なんとヴィジョンセラピー目目も並行して行っていたそうです。ポーン


Tさんのお気持ち すごくよく分かります。


息子さんのことを思って 

とにかく早く楽にしてあげたくて(親も含めてウインク) 

 

手当たり次第にできることはやりたい。
 

しかも 今すぐに!!!!!




いろいろなことをやればやるほど効果が出るだろう

と思いがちですが 

 

 

実は その逆なんですねー。


息子さんの立場に立って考えてみましょうにっこり

 

おねだり 自分はなぜか ものごごろ付いた時から 

他の子が楽にできることが 

一生懸命にやってもうまくできない。 

 

自分の体や感情のコントロールがうまくできなくて 

周りの人を困らせてしまう。ぐすん

毎日毎日 

人が「普通」だと思うことをするのにも 

いっぱいいっぱいで 

自分の持っているエネルギーを全部使っても 

お母さんが喜ぶようにはできない。ぐすん

お母さんは困り果てて

いろいろなセラピーを僕にやらせるようになった。  
絶望絶望絶望

 

自分はどこかおかしいから

お母さんを困らせているんだ。泣くうさぎ 
 

何をやってもうまくできなくて 

お母さんを悲しませるんだ。泣くうさぎ
えーんえーんえーん

と感じているのではないでしょうか?


こんな気持ちだったら 

すごいストレスとプレッシャーですよね?



ただでさえ 発達に抜けが多いので 

日常の些細なことに対しても

サバイバルモードに入りやすい状況なのに、 

 

こんな気持ちだったら 

サバイバルモードはさらに加速します。

 

この子はもう 生きているだけで 精一杯です。 
 

あっぷあっぷしています。



そこへ 

いろいろなセラピーをさせることで 

 

さらにプレッシャーは大きくなり、

体への負担も心への負担も大きくなります。


親の 「早く! 早く!」という思いや 

 

「あなたを治したい」という

自分が否定されたような思いも 

 

重くのしかかります。

 



 

そこへ持って来て 

ダメ押しに 風邪をひいて 

 

体の負担はさらに大きくなりました。


これでは 

おねしょが再開しない方が

おかしいと思いませんか???


どんなに素晴らしいセラピーでも 

こちらの都合・「こうあるべき」というペースで 

ガンガン叩きこまれて 

 

その子が

自分のペースで

消化吸収していくことができなければ 

 

それはストレスになってしまいます。

 

どんなに美味しい料理でも 

どんなに体にいい食材でも 

ずっと食べ続けていたら 

消化吸収が間に合わなくなって 

体がおかしくなりますよね?


それと一緒です。


Less is More. (少ない方がベター)
Keep it Simple.(何事もシンプルに)
A Little at a Time. (すこーしずつ)


そして 

お子さんを心配するあまりに 

お子さんが 

自分が否定されているように

感じてしまっていないか 

考えてみてくださいね。



何が一番大切なのか。


学校に行くことが一番大切なのか。 

毎日宿題を提出することが一番大切なのか。
他の子と同じことができるようになるのが一番大切なのか。
おねしょをしないようになるのが一番大切なのか。
いい会社に就職することが一番大切なのか。
友達がたくさんいることが一番大切なのか。
学校を卒業することが一番大切なのか。
「普通」になることが一番大切なのか。

それとも

お子さんが どんな自分でも 

愛され 受け入れられ 

必要とされているんだ と感じられ、

 

安心安全を感じながら 

 

親とのしっかりとしたを持ちながら 

 

のびのびと 自分のペース

 

成長していくことが一番大切なのか。


もちろん 困りごとが減るように 

出来る限りのサポートはする。

 


でも その目的が 


親が願うスピードで 

 

親が願う方向に

 

成長発達することになっていないか。


毎日の生活が綱渡り状態で 

親もいっぱいいっぱいで 

サバイバルモードに入っていると 

 

大きな視点で

長いスパンで物事を視ることは

なかなか難しいです。 


だからこそ

 

今 立ち止まって

 

考えてみてください。
ドキドキドキドキドキドキ


Keep it Simpleとか言いながら 

また長い記事になってしまったので てへぺろ

本当はアセスメントの落とし穴についてもお話ししたかったんですが、

それはまた今度に。

 

 

 

 

 

 

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