凸凹あるある 落ち着いてご飯が食べられない理由 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
親も子どももハッピーになれる目からウロコの考え方や
発達障害特有の生きづらさを改善するためのシンプルなエクササイズ
お子さんが驚くほど変わる接し方や親の心の持ち方など
私が知る限りの情報をお伝えします

(2021年10月に書いた記事です)

 

こんにちは!


今日は 発達凸凹キッズの 

 

あるある問題を

 

BrainWorxの視点から解説します。

 

BrainWorxについてはこちら↓

 

 


ご家族から よーく質問があるのが 

 

「どうして うちの子は 

 

落ち着いてご飯を食べてくれないの?」 

ムキー笑い泣きチーン

 

ということです。


これには 

 

中脳が深くかかわっています。 

 

中脳についてはこちら↓

 

 

中脳は人間のもつ

 

8つの感覚機能

 

(視覚 聴覚 嗅覚 味覚 触覚 前庭覚 固有受容覚 内受容覚)

 

と深く関わっているからです。

 


前庭覚は 

 

体の傾きやスピードや回転などを感じる

 

バランス感覚

 


固有受容覚は 

 

体の位置や動き 

 

力加減などを感じる感覚

 


内受容覚は 

 

おなかがすいた 尿意など 

 

体の中の状態を感じる感覚です。


じっと座っていること 

 

じっと立っていることは 

 

実は 

 

かなり発達した

 

バランス感覚がないとできません。 

 

 

ゆっくりと動くほうが 

 

速く動くよりもバランス感覚が必要になります。



例えば 

 

自転車に乗っている時 

 

ゆっくりと動くと

 

自転車はグラグラして

 

バランスが取りにくいですよね? 

 

でもスピードが出れば楽にまっすぐに進めます。 

 

それと同じ原理です。


バランス感覚には 

 

内耳が関わっています。 

 

 

内耳の中の細かい毛は 

 

神経と繋がっていて

 

内耳の中の毛の動きによって 

 

脳は体が今傾いているのか 

 

どっち向きに 

 

どのくらいの速さで動いているのか

 

という情報を得て 

 

その情報をもとに

 

体が倒れないように

 

バランスを取ります。


人間にとって

 

何よりも優先されることは

 

身の安全を保つことです。

 

ですから

 

体が倒れないように

 

バランスを取ることは

 

他の事よりも優先されます。

 

 


このしくみのどこかに

 

未発達な部分があり 

 

内耳の中の毛が動いていないと 

 

うまくバランスが取れなくなります。 

 

 

また 固有受容覚が未発達だと 

 

自分の体や手足が

 

どこにあるのかよく分かりません。 

 

 

体を動かすことでしか 

 

自分の体を感じることができません。 

 

 

そうすると 

 

じっとしていることは 

 

いろいろな意味で 

 

とてもハードルが高い行為になります。 

 

 

そういう特性がある子が

 

じっとしているのは

 

私たちが綱渡りをしているのと

 

同じ状態だと思ってもらえると

 

分かりやすいと思います。


 

例えば 座って先生の話を聞く 

 

座ってご飯を食べる 

 

というのは 

 

めっちゃめちゃハードルが高いです。

 


ただ じっと座っているだけならば 

 

頑張って 

 

脳の理性や思考を司る部分である

 

前頭葉を総動員すれば 

 

なんとかできるかもしれません。 

 

 

ところが 

 

そこへ もうひとつ 

 

課題を加えられたとたんに 

 

 

前頭葉は

 

許容範囲をオーバーしてしまいます。 

 

じっと座っている だけか 

 

動きながら

 

食べたり 先生の話を聞く か 

 

どちらかの


一択しかできません。

 


私たちが

 

綱渡りをしているときに

 

難しい計算を

 

時間内にやらなければならないような

 

タスクを課せられるのと

 

同じような状態になります。

 


しかも 

 

偏食のテーマの過去記事↓で触れましたが 

 

 

食べるという行為は

 

8つの感覚すべてを

 

動員して行う行為であり

 

一番難しい動作なのです。

 

(もうひとつありますが それが何か知りたい人は過去記事を読んでね。)

 


中脳が未発達な子どもに 

 

静かに座ってご飯を食べなさい 

 

とか 

 

静かに座って先生の話を聞きなさい 

 

などと要求するのは 

 

私たちが想像するよりも

 

ずっとずっと難しいことを

 

要求していることになります。

 


毎日毎日 長時間 

 

綱渡りしながら

 

難しい計算問題を解きなさいと

 

何度も何度も叱られる人生。。。 

 

あなたならどう感じますか?

 

続きはこちら↓

 

 

読んでいただいてありがとうございます!

応援してくれる方はこちらの2つをクリックしていただけると嬉しいです。 ランキングが表示された後に出る一覧からまた私のブログのリンクをクリックしてくれたりしたら ものすごーく喜びます。


発達障がい児育児ランキング


自閉症児育児ランキング

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村