問題行動で幼稚園をやめた5歳児  その6 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
親も子どももハッピーになれる目からウロコの考え方や
発達障害特有の生きづらさを改善するためのシンプルなエクササイズ
お子さんが驚くほど変わる接し方や親の心の持ち方など
私が知る限りの情報をお伝えします

私がブログを通して、日本の皆様へ伝えたい!
と思ったきっかけとなった

目からウロコが落ちる
自閉症スペクトラムや発達に凸凹があるお子さんへの接し方について
説明している記事を

「子ともに寄り添う育て方」

「私の師匠」

「私の体験記」という

3テーマにまとめました。


私の根本はここですので、
ぜひ、このテーマの記事を読んでいただきたいです。
*********************

こんにちは!

 

今日は昨日の記事↓の続きです。

 

 

長編になってしまいましたが、

 

今日と明日でなんとか終われそうです。

 

 

担任の先生が

 

Oくんの保護者にメールし、

 

事情を説明し、

 

直接お話できないかどうか打診しましたが、

 

彼女は生活のために

 

仕事を二つ掛け持ちしていて、

 

時間が取れません。

 

 

Oくんのことはとても心配していて、

 

いつもみんなにあやまっているような方でしたが、

 

プロの私たちでさえ 

 

プリスクールの2時間45分間を

 

Oくんと過ごすだけで 

 

へとへとに疲れるんですから、

 

ご家庭で、

 

しかも仕事を二つ掛け持ちしていたら、

 

きっと 精神的、時間的、

 

金銭的よゆうなどもなく、

 

どうしていいかわからずに

 

戸惑っていたんだと思います。

 

Oくんと一緒に買い物をしたり、

 

公園に行くのは

 

多分不可能だったと思います。



そんなこんなでOくんは 

 

プリスクールに来ても

 

他の子どもたちには会えず、

 

先生と遊ぶだけ という日々が

 

しばらく続きました。 

 

 

Oくんは全く動じる様子もなく、

 

どちらかというと 

 

先生を独り占めできて

 

嬉しそうにしていました。


どころがある日、

 

Oくんが いきなり 

 

「Everybody hates me!!!」

 

(みんながぼくを嫌っているんだ!)

 

といって泣き叫びました。 

 

 

気丈にふるまってはいたけれど、

 

本当は自分でも

 

どうしたらいいのかわからず、

 

きっと深く傷ついていたんだろうと思います。



そして 

 

Oくんは 

 

プリスクールに来なくなりました。 

 

 

保護者にメールをしても

 

返事はなく、

 

しばらくして、

 

学区全体の

 

プリスクールのレジストレーションを

 

担当している部署に、

 

Oくんがプリスクールを辞める

 

という書類が届きました。



私たちは

 

Oくんになにがあったのか、

 

その後どうするつもりなのかなど、

 

なにも知ることはできませんでした。



たったの5歳の子が、

 

こうやって 

 

人生のこんな最初から 

 

「普通」の生活から疎外されてしまう。 

 

 

プリスクールを

 

辞めさせられたわけではないけれど、

 

Oくんから見れば 

 

辞めさせられた、

 

自分ははじき出された、

 

と感じたと思います。


Oくんは

 

数か月後には

 

同じ学区の少し離れた小学校の

 

キンダーガーテンに

 

入学する予定だったと聞いています。 

 

 

でも、

 

残念ながら

 

私にはこの先Oくんが

 

現在の教育システムの中で

 

のびのびと育っていけるとは

 

どうしても思えませんでした。 

 

 

現在の教育システムで 

 

Oくんのような子どもを理解して、

 

育てていける受け皿を求めるのは

 

難しいのではないかと思います。 

続きはこちら。

 

 



P.S. アメリカの小学校の低学年の教室は こんなイメージです。もちろん土足よ!


 

 

 
読んでいただいてありがとうございます!

応援してくれる方はこちらの2つをクリックしていただけると嬉しいです。 ランキングが表示された後に出る一覧からまた私のブログのリンクをクリックしてくれたりしたら ものすごーく喜びます。


自閉症児育児ランキング

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村