最終回 あの子が旅立ってから今日で4年  | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
親も子どももハッピーになれる目からウロコの考え方や
発達障害特有の生きづらさを改善するためのシンプルなエクササイズ
お子さんが驚くほど変わる接し方や親の心の持ち方など
私が知る限りの情報をお伝えします

こんにちは!

今日は昨日とおとといの記事の続きです。

 

 

 

昨日もおとといも書きましたが、
今日の記事は もしかしたら必要以上に
人を怖がらせてしまうかもしれないと思って
書こうか書くまいか迷ったんですけど、
怖いことを見ないようにしても
現実は現実なので
やっぱり 
目を背けて 見ないふりをするよりも
知っておいた方がいいと思うので 書きます。
現実は知りたくないって思う人は読まないでね。 
ちょっと長いです。でも今日は最終回!
******************

 

発達障害の診断を受けた成人が

 

うつ病になる確率は42.5%

 

という数字は

(詳しくは昨日の記事を見てね)

 

今 大多数の学校とか療育とか、

 

SSTとか、ABAとかが

 

行っているような一般的なやり方で 

 

子どもが定型発達の人と

 

同じような行動が取れるように

 

訓練しようとすればするほど 

 

上がっていくと思います。 

 

だって、

 

こういったものの目的は 

 

子どもの自己肯定感を

 

高めることではなくて、

 

周りの定型発達の人たちが

 

違和感を感じて

 

不快に思わないように、

 

子どもが「普通な」行動ができるように

 

矯正することだから。

 

その底辺には

 

「あなたはどこかおかしい。

 

だから『正しいこと』ができるように

 

教えてあげるね。」という

 

彼らを完全否定する

 

超 訳の分からない

 

上から目線のメッセージがあるから。 

 

(ちなみにABAは、

パブロフの犬の原理が元になっています。

だから、犬に芸教えてるのと一緒ね。 

あーあ、とうとう言っちゃったよ。。。) 

 

これは

 

「マスキング」と呼ばれる、

 

本当の自分をいつわって、

 

「変な人」だと思われないように 

 

表面的には

 

定型発達の人と同じような行動を取る、

 

つまり 

 

仮面をかぶって社会生活を送るように

 

教えているのと同じです。

 

「マスキング」は、

 

アメリカの自閉スペクトラムコミュニティーでは

 

うつ病の大きな原因として

 

今 大問題となっています。

 

 

ABAは虐待だ 

 

と主張する

 

自閉スペクトラムの活動家もたくさんいます。


本当に 

 

定型発達の人が作った価値観を

 

教え込むことが

 

正しいことなんでしょうか? 

 

 

定型発達の社会って 

 

そんなに素晴らしいですか?

 

  
嘘、建て前、表の顔と裏の顔、

 

わいろ、インチキ、詐欺、クレーマー、

 

汚職、人種差別、マイノリティー差別、

 

弱い者いじめ、勝ち組 負け組、

 

戦争、貧富の差、環境問題。。。


私は声を大にして言いたい。


本当に 

 

本当に大切なものが何なのか  

 

もうそろそろ

 

思い出そうよ。。。

今まで 深く考えずに

 

なんとなく、

 

みんながそうしているから

 

「こうあるべき」

 

「当たり前」

 

と思っていたことを

 

違う角度から

 

見てみてほしいんです。


 

 

子どもの自己肯定感が

 

しっかり育って、

 

確固としたものになる前に

親が将来を心配するあまりに、

 

周囲の目を気にするあまりに、

 

子どものためを思って

無理して保育園 幼稚園 

 

学校に入れたり、

 

いろんなセラピーに通い

学校を卒業して、

 

「普通の」人みたく 

 

大学に行って、

 

サラリーマンになって。。。

 

といったことを目指すのは


家を建てるのに 

 

屋根から作ろうとするのと一緒。


順番 

 

完全に間違えちゃってるわけ。


屋根は大事。 

 

とても大事。


でも、 その前に

 

家の土台やら壁やらが 

 

しっかりできていなければ


屋根は何の役にも立たない。


屋根に押しつぶされてしまったら

 

せっかく学んだことも 

 

うまく役に立てることができない。


だから


しっかりとした土台を作ることが 

 

何よりも大切だと 

 

言いたい。

例えば


自己肯定感が

 

しっかりと育っていない子どもに

 

「人の気持ちを思いやりましょう」って

 

教えたら

 

子どもの中で どうやって変換されるか

 

分かりますか?

 

「人の気持ちを思いやりましょう」 は

 

「自分は価値のない人間だから、

 

価値のない自分なんかよりも 

 

価値のある他の人の方が大切だから

 

自分が嫌でも 人のために 我慢しましょう。」

 

に変換されます。

 

そうやって 小さいころから

 

刷り込まれた価値観に縛られて

 

頑張りすぎちゃっている

 

お母さんたち

 

とても多いんじゃないかな?

 

 

「人の気持ちを思いやる」ということは

 

大切なことです。

 

でも、

 

たいていの場合

 

自己肯定感をしっかりと

 

植え付けてあげる前に

 

このコンセプトを教えちゃうんですね。

 

そうすると

 

せっかくの 大事なコンセプトも

 

害にしかならないわけです。ドクロ

 



理想論って言われるかもしれないけど。 

 

本当にそうかな?

 


しっかりとした自己肯定感が

 

育っていさえすれば、

 

本人がやりたいことを見つけて、

 

勉強することが必要だと思えば 

 

その時にしっかり勉強すればいい。

 

 

特に今の時代は 

 

逆にそういった人の方が

 

成功する可能性が高い。

 

 

人は本当にやりたいことがあると、

 

すごいパワーが出せる。

 

でも、

 

小さいころから

 

敷かれたレールの上をただただ

 

言われたとおりに歩み、

 

訳がわからないまま

 

先生に言われたことをやり、

 

周りの大人が勧めるままに受験して。。。

 

と 人の意見を軸にして生きてくると、

 

自分のやりたいことは

 

なかなか分からないし、

 

第一 

 

そういう人生に

 

生きがいを感じられる人が

 

どれだけいるのでしょうか? 


北欧諸国では、

 

読み書きは小学3年生までは 

 

わざと教えないって

 

聞いたことがあります。 

 

早期教育がいいからと 

 

子どもの発達段階に

 

合わないことを詰め込んでも 

 

効率が非常に悪いから。

 

小さいころはとにかく自由に遊ばせて、 

 

3年生で初めて読み書きを教えると、

 

たっぷりと遊んで

 

土台をしっかりと作ってある上に、

 

発達段階にそった内容の

 

勉強を教えるので 

 

子どもたちはあっという間に

 

教えられたことを吸収するそうです。


私は 

 

あの子と同じ結末をたどる子どもを

 

一人でも減らしたい。 


成績よりも、自立よりも、社会性よりも、

 

人に迷惑をかけないよりも、

 

 

何よりも 何よりも


子どもの自己肯定感を 

 

親や周りの人間が、

 

自分のプライドや世間体、

 

思い込み、常識なんかを

 

かなぐり捨てて、

 

命がけで守り抜くこと、

 

 

それが一番大切だということを 

 

みんなが理解し、

 

そこから教育システムを

 

作り上げていけるようになってほしい。


それだけ。 


あ、大事なこと言い忘れてた!

 

子どもの自己肯定感を守るには、

 

まずは親自身が

 

自分を大切にしないといけないの 

 

知ってた? 

 

子どもは

 

親の行動を見て

(行動だよ。言葉じゃないよ!) 

 

生き方を学んでいるから、

 

親が

 

自分自身をないがしろにしたり、

 

「子どものために」と言って

 

自分を押し殺して抑圧していたり、

 

「こうあるべき」という思い込みに

 

がんじがらめになっていると、

 

当然

 

子どももそういう生き方しか見てないから、

 

そういう風に生きるようになるわけです。


当たり前といえば

 

本当に当たり前。

 


そんなこと言われても 

 

うちは○○だから無理、とか 

 

でも。。。、だって。。。と

 

いろいろと 自分を大切にできない理由を

 

探し出す人もいると思いますが、 

 

「自分を大切にする」って

 

エステに行くとか スパに行くとか

 

そういう表面的、一時的なことじゃなくて

 

こーんなことからはじめればいいだけだよ。

 

 

 


子どものための

 

最初の一歩

 

↑こんな簡単なことすら

 

したくないと言うのなら

 

それはしょうがない。

 


でもね、 ハッキリと言えるのは


今の状況や、

 

42.5%の確率を打破したいんなら


今と違うこと やるしかないわけ。

 


結局  やるのか やらないのか


それだけ。


やるなら やる。


やらないなら  

 

やりたくないからやりません。  

 

それでよし。


やりたいけど、 

 

やらなきゃいけないと思うけど、

 

でも。。。 だって。。。 

 

っていうのが一番だめ。

 

 

エラそうなこと ぶっこきまくりましたが

 

かくいうわたくしも

 

昨日 同じようなことで

 

師匠から

 

愛のムチドキドキをくらったばっかりよ!

 

それでも 

 

変な風にいじけて凹んだり、

 

💢ムカっとしたりしないで

 

素直に

 

そうだよね~。 と思って

 

すぐに行動に移せるようになった自分を

 

しっかりと ほめちぎってあげました。

 

私も大分変わりました。

 

まだまだ課題はあるけれど、

 

自閉スペクトラムの子どもや

 

ADHDの子どものために!って思って

 

2人の師匠について必死で勉強した結果

 

自分自身がものすごく

 

生きやすくなるという

 

嬉しい副作用があったのでした。

 

 

長くてヘビーな記事を 最後まで読んでいただいて 本当にありがとうございます!

 

 

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