私がショックで寝込んだわけ | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
親も子どももハッピーになれる目からウロコの考え方や
発達障害特有の生きづらさを改善するためのシンプルなエクササイズ
お子さんが驚くほど変わる接し方や親の心の持ち方など
私が知る限りの情報をお伝えします

こんにちは!

アメリカでは4月はAutism Awareness Monthです。

 

自閉スペクトラムへの理解を深めよう!という月です。

 

日本ではどうなのかな?

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私がブログを通して、日本の皆様へ伝えたい!
と思ったきっかけとなった

目からウロコが落ちる
自閉症スペクトラムや発達に凸凹があるお子さんへの接し方について
説明している記事を

「子ともに寄り添う育て方」

「私の師匠」

「私の体験記」という

3テーマにまとめました。


私の根本はここですので、
ぜひ、このテーマの記事を読んでいただきたいです。
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自閉症スペクトラムは文化である のシリーズの最初の記事で、Kristy ForbsさんとKieran Roseさんのインタビューを見て、今までずっと引っかかっていた何かが理解できるようになって、ショックで寝込んだと書きました。

 

今日はそれについて書きます。

 

私の中で引っかかっていた何かというのが、どうして私はこんなにも自閉スペクトラムに傾倒して、毎日毎日勉強したくて、もっと知りたくて、役に立ちたくてしょうがないんだろうか? ということなんです。

 

私はこちらのプリスクールで働き始めるまで、自閉スペクトラムのことはほとんど知りませんでした。でもプリスクールでたくさんの自閉スペクトラムの子供たちと触れ合っているうちに、この子たちを理解したい、この子たちとつながりたい、という気持ちがどんどん大きくなっていき、独学でいろいろと学び始め、今では師匠の弟子としてトレーニングを受けています。

 

サンライズプログラムも、受講するのに20万くらいかかったし、ほかにもなんやかんやお金をかけて、なんでそこまでして自閉スペクトラムのことを学びたいのか、正直言って 自分でも謎だったんです。

 

でも、「自閉スペクトラムは文化である」というの概念を知って、今までの自分の生き方というか、自分を突き動かしてきたものには すべて「誤解されたり受け入れられたりしていない文化を学んで、誤解を解きたい」という共通項があるんだということに気が付きました。

 

私は高校2年生の時に1年間アメリカに交換留学をしました。アメリカ人の家庭にホームステイして、現地の高校に通いました。 

 

その高校で、アメリカ政治のクラスを取りました。そのクラスの先生は二人いて、いつもその時学習しているトピックに関するビデオを見て、そこから授業の内容を深めて行ったりディスカッションをしたりするスタイルでした。そのビデオというのがすごくて、ありとあらゆる時代のありとあらゆるメディアからの動画を先生二人が集めまくった中からその授業の内容に合わせて編集したものでした。先生たち いったい何十時間ビデオを見て編集(当時は多分ダビング。。。笑)していたんだろうと思います。

 

こういった教え方は当時は他に見なかったし、先生の考え方もとてもオープンで、授業も面白かったし、とても考えさせられることが多かったです。

 

私が大学でセカンドメジャーに政治学を取ったのは、多分このお二人の影響だと思います。

 

ただ ひとつだけ、納得できないことがありました。

 

こんなにオープンで柔軟な考え方ができるこの二人の先生が、 ソ連(当時まだロシアは周辺国も含めたソビエト連邦で、ソ連と呼ばれてました。1987だったのでアメリカとの冷戦中でした。。。って こんなこと説明しなきゃいけないことに 年齢を感じるわ。。。)のことになると とたんに話が感情的になって、妙な展開になるんです。 まるでソ連という国だけでなく、国民までが悪魔の集まりのような発言を先生二人が連発するのです。 そして、コミュニスト(共産主義者)のことも、悪魔のように思っているようでした。

 

日本では、少なくとも私の認識では、ソ連はアメリカと冷戦中のため、同盟国とはみなしていませんでしたが、共産主義の独裁政権国で、アメリカと世界の主導権を争っている という感情論を抜きにしたわりと冷静なとらえ方でした。共産主義というのも、まあ当時共産主義国は独裁国家であることがほとんどでしたけれど、それは必ずしもイコールではないし、 資本主義、社会主義、共産主義 という国の運営のしかたのひとつであり、それぞれに長所と短所があるもので、特に共産主義が悪だという教育はされていませんでしたから、本当にびっくりしました。

 

16歳の私が考えても アメリカのこの認識はどこかねじ曲がっているということがはっきり分かるのに、私の尊敬する先生でさえも こういうとらえ方しかできないんだ ということが衝撃的で、絶対に違うはずだ!と強く思いました。

 

長くなってしまったので 続きます。

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

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