うんち問題 その2 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
親も子どももハッピーになれる目からウロコの考え方や
発達障害特有の生きづらさを改善するためのシンプルなエクササイズ
お子さんが驚くほど変わる接し方や親の心の持ち方など
私が知る限りの情報をお伝えします

こんにちは!

 

余震が怖くて心がざわついた時の対処法について記事を書きました。

必要な方に届きますように。

 

 

今日も本題の前に過去記事を貼っておきます。 よかったら読んでみてください。

 

 

 

昨日の記事の続きです。

 

 

 

どうやったら弄便*をやめさせられますか?

 

 

弄便(ろうべん) 

 

うんちをいじったりなすりつけたりする行為

 

 

すべてを記録する

 

テンプル グランディン

 

(アメリカの超有名な自閉症のセレブ。

 

詳しくは私の過去記事をご参照ください)

 

は、「測定しないものを管理することはできません」

 

と述べています。

 

まず、弄便がいつどこで起こったか、

 

その行為が起こる前、

 

最中、後に何が起こったかを記録します。 

 

こういった記録をとることで、

 

行動のパターンや

 

特定のトリガーになるものなど、

 

パターンが見えてきます。

 

 

専門家に相談する

 

 

栄養士を含む、

 

小児科医やお子さんと

 

一緒に働く他の専門家と

 

連絡を取りましょう。

 

そうすることで、

 

まずは医学的問題が

 

根底にあるのかがわかりますし、

 

解決策や役に立つ情報が収集できます。

 

 

何年も弄便の問題と闘ってきた親が、

 

子供の便の固さを調整することで、

 

昼間トイレでうんちができるようになり、

 

夜中 

 

親が知らないうちにうんちが出て、

 

うんちで遊んでしまう 

 

といったっことが避けられたというケースもあります。


 

 

行動機能分析(FBA Functional behavior assessment)を行う

 

 

(心理学者、行動療法士、または作業療法士が行います)

 

行動機能分析によって、

 

うんち問題にからんだ

 

可変的な要因を見つけ、

 

次にそのデータから、

 

行動を続ける原因となる

 

特定の不変的要因を割り出して

 

ターゲットを絞り、

 

それに応じた個別の計画を作ります。

 

 

弄便行為をしないで寝れた、

 

トイレでうんちができたなどの

 

行動を強化するようにします。

 

弄便行為があった時は 

 

お子さんとのやり取りを最小限に抑え、

 

感情的な反応をしめさないようにし、

 

問題行動と

 

親からのリアクションが

 

結びつかないようにします。

 

これにより、

 

行動の強化が最小限に抑えられます。


 

 

ソーシャルストーリーとビジュアルリマインダーを使用する

 

 

トイレに関する本を読んだり、

 

トイレを使っている

 

子供の写真を使って

 

ストーリーを作ったりします。

 

トイレを使いたくなるような写真を探したり、

 

 YouTubeの動画や

 

お気に入りのキャラクター、

 

おもちゃ、

 

さらには他の家族を使って

 

やる気を起こさせるように促します。

 

トイレを使うということを

 

思い起こすようなものが

 

家の中の目につくところに

 

置いてあることで、

 

トイレを使うことが

 

特別なことではなくて

 

ごく普通のことだという思いが強化されます。

 

 

 

感覚障害への対処

 

 

寝室を感覚に優しいものにします。

 

ホワイトノイズマシン、

 

ライトプロジェクター

 

(視覚刺激を落ち着かせる)、

 

触覚の刺激になるような

 

柔らかいおもちゃや

 

スクイーズなどを用意します。

 

 

寝るときやトイレの時間以外の時に 

 

子供の感覚に

 

心地よい刺激になるような

 

遊びをさせてあげます。

 

例えば 

 

シェービングクリーム、

 

生クリーム、プリン、

 

スライム、粘土、ウォータービーズ、など

 

 

 

アダプティブウェア (Adaptive Clothing)

 

 

子供が勝手に脱げないような

 

パジャマを着せると

 

弄便を最小限に防ぐことができます。

 

パジャマだけではなく、

 

昼間も使用できる

 

つなぎタイプの

 

アダプティブウェアもあります。

 

 

(私注:日本にはこういった

 

自分で脱げないようになっている

 

つなぎの服ってあまりないし、

 

あってもパジャマっぽいんですが、

 

アメブロのブロガーさんが

 

とても素敵なデザインのものを

 

ご自分でプロデュースしていらっしゃいます。

 

こちらです。⇓ )

 

 

 

 



 

子供のうんち問題に

 

苦しんでいる親にとって、

 

残念ながら

 

利用できるリソースはほとんどなく、

 

役に立つ対処の仕方も

 

確立されていません。

 

調査によると、

 

そもそも行動が起こっている

 

理由を見つけ出して

 

対処することが

 

役に立つことがわかっています。

 

医師、心理学者、

 

作業療法士、行動療法士などの

 

専門家のサポートを受けることも

 

効果的かもしれません。

 

 

 

 

どなたかの参考になれば嬉しいです。

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

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