多動、癇癪、強い不安感、こだわりと副交感神経 その2 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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私が知る限りの情報をお伝えします

こんにちは!

 

少し前に この記事の前編を書き直して

 

投稿したまま その2を書き直すのを忘れてました!

 

こちらの記事の続きです↓

 

 

この記事↑で説明したように、

 

常に交感神経が稼働していて

 

慢性的に緊張状態におかれた

 

子供(大人もです)たちは

 

健康に弊害が出るとともに、

 

ささいなことにも反応し、

 

多動、癇癪、強い不安感や

 

こだわりが出てきます。

 

 

健康の弊害として、

 

自閉スペクトラム、ADHD,

 

感覚障害などに共通する

 

体の症状には

 

以下のようなものがあります。

 

 

ーリーキーガット症候群(Leaky gut syndrome) 腸管壁浸漏症候群

    何らかの原因で腸管に炎症が起こり、穴が開いたり傷がつき、食べ物が適切に消化・吸収されず、未消化の食べ物が腸から体内に取り込まれてしまいます。からだはこれを異物ととらえるので、アレルギー反応を起こします。

 

ーホルモンのアンバランス

 

ー消化器系の症状(便秘、下痢、消化不良等)

 

ー睡眠障害

 

ー食物アレルギー または食物に対する敏感性

 

ー自己免疫疾患

 

ーアトピー

 

ー喘息

 

ー花粉症

 

ー多汗

 

ー血糖値コントロール異常(異常にお腹がすきやすく、血糖値が下がりやすく、感情のコントロールができない)

 

こういった症状の緩和や治療のために

 

さまざまな食事療法やサプリメント、

 

デトックスなどの対処法があります。

 

これは非常に大切です。

 

ただ、

 

交感神経が優位になってしまっている状況では、

 

副交感神経が

 

体の修復や消化吸収を

 

適切に行うことが困難なため、

 

食事療法をして

 

症状に改善が見られても、

 

根本の原因が正されていません。

 

 

だから例えれば

 

穴のあいたボートに

 

乗っているようなものになってしまいます。

 

 

穴を塞がない限り

 

食事療法で水を出し続けなければ、

 

沈んでしまうというわけです。 

 

 

では、

 

どうしたら交感神経が

 

優位になってしまっている状況から

 

副交感神経が適切に働く状況に

 

持っていくことができるのでしょうか?

 

(ブレインワークス的には

赤ちゃんの頃に戻って

一連の動きをしていくことで

脳幹の橋(きょう)を発達させて

戦うか逃げるか反応の

サバイバルモードから

脱出するのが

一番の近道ですがね。。。)

 

その鍵を握っているのが

 

副交感神経を主に司っている

 

迷走神経(Vagus Nerve)です。

 

 

迷走神経を活発に動かして、

 

副交感神経を働かせる

 

神経経路を強化していくことが

 

必要になってきます。

 

 

迷走神経を

 

しっかり働かせることができる

 

ということは、

 

3匹のこぶたのお話に例えると、

 

レンガの家に住むことになります。

 

 

だから、オオカミがいくら

 

フーフー息を吹きかけても(外的ストレス)

 

わらの家や木の枝の家のように

 

簡単に吹き飛んだりはしなくなります。

 

 

迷走神経を活発にさせるのは意外と簡単です。

 

ーゆっくりと深呼吸する。

 

ー腹式呼吸

 

ーお腹をかかえて笑う

 

ー笑顔(つくり笑いでも効果あり)

 

ー感謝の気持ちを持つ

 

ーGratitude Journal(毎日その日にあった感謝することをノートに書き留めること)

 

ー森林浴(室内の観葉植物でも、自然の写真を愛でるだけでも大丈夫)

 

ー有酸素運動(散歩など)

 

ーヨガやストレッチ

 

ー瞑想 (静かに目を閉じて座っているだけで充分)

 

ー歌を歌う

 

ーお祈りなどを繰り返して言う

 

ー長いセンテンスを話す

 

ー人との関わりを持つ (人の笑顔やハグなど)

 

ー良質な睡眠

 

それから

 

私が個人的に絶対効果ありと思うものとして。。。

 

ーネコと戯れる! (爆)

 

私がネコ好きなので。。。 

 

シェルターから引き取ってきた

 

ネコ2匹と暮らしてます。(あと家族ね爆  笑

 

ものすごい癒やされます〜❤  

 

うちの息子17歳は

 

テスト勉強に行き詰まったり

 

宿題がたくさんあって

 

ストレスな時は「ネコどこ?」と

 

ネコ探しを始めます。

 

見つけると羽交い締めにして

 

スリスリしてストレス発散してます。

 

女子には興味ないみたいですが、

 

ネコにはデレデレです。

 

もちろん犬好きの方なら犬、

 

他のペットでも同じだと思います。

 

うふふ。

 

 

また、自閉スペクトラムのお子さんが

 

おもちゃをくるくる回したり

 

自分がくるくる回ったり

 

することがありますが、

 

 

この行為も

 

迷走神経を活性化させる

 

働きがあるそうです。 

 

 

なので、そういう意味でも

 

無理にやめさせるのはよくないそうです。

 

 

それから、

 

お子さんが交感神経が優位になって

 

興奮状態のときに、

 

「落ち着きなさい!ほら、深呼吸して!」

 

などと要求したりするのは逆効果です。

 

人からの要求というのは 

 

脳にとっては危険信号となります。 

 

そういう時は

 

ミラーニューロンの記事でも触れましたが、

 

親御さんがまずは落ち着いて、深呼吸。

 

そしてゆっくりと話してあげる、

 

笑顔を見せてあげる、

 

などをすることが一番効果的です。

 

 

 

今はいろいろなアプリがあるので、

 

普段からそういったものを使って、

 

頭がパニックになったときには

 

こうやって呼吸をするんだよ、

 

ということを練習しておくと、

 

いざというときに

 

スムーズにできるようになります。 

 

アメリカだとSquare Breathingとか

 

Heart Math、Stop, breathe, thinkとかいった

 

子ども向けのアプリがあり、

 

アニメーションなどを使って

 

視覚化して子どもにもわかりやすいようです。

 

 

 

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